1942年2月3日朝、山口県宇部市沖の海底炭鉱「長生(ちょうせい)炭鉱」の海岸坑口から1キロ以上沖の坑道で落盤があり、183人が生き埋めになり亡くなった事故から82年。遺骨は海中に残されたまま今日に至っている。 日本による朝鮮半島植民地時代で、亡くなった労働者の137人は半島出身者という。15日、1992年から事故日に合わせ、毎年韓国から遺族を招いて追悼集会を催している「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が政府による遺骨収集と遺族への返還、原因調査をしてもらうための突破口に「民間の力で口坑を開け水中ドローン・潜水調査など遺骨調査に政府が協力せざるを得ない状況を作りたい」とクラウドファンディングを始めた。 同会は「今年坑口が開けば、183名(うち朝鮮人135名)の眠る海底炭鉱に82年ぶりに地上の光が差し込みます。遺骨調査も可能になります。まず多額の工事・事業費が必要。予算は800万円と計算して