秋田県は21日の県議会福祉環境委員会で、県央部の水道水からネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬が検出されたとする研究調査結果に関し、「直ちに健康被害が出る恐れはない」との認識を示した。 ネオニコ系農薬はカメムシ防除などに効果があり、県内でも殺虫剤として広く使われている。ただ、近年はミツバチの失踪や大量死との関連性や人の神経系に影響を与える恐れなどが指摘されている。政府が2021年5月にまとめた「みどりの食料システム戦略」には、40年までにネオニコ系に代わる農薬を開発し、50年までに化学農薬を半減させると明記されている。
地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の調査報告書に事実と異なるデータが記されていた問題で、防衛省は7日、秋田魁新報社の取材に対し、パソコン上で水平距離と高さの縮尺が異なる地形断面図を作成して紙に印刷し、その紙上を定規で測って角度を求めたため誤りが生じたと説明した。地図の専門家は「国民に対する説明資料を作っているとは思えない、あまりに稚拙な過ちだ」と批判している。 防衛省戦略企画課の説明によると、配備候補地である新屋演習場の代わりになり得る国有地を検討する際、担当職員は次のような作業を行ったという。 まず、パソコン上で作成した国有地から近くの山までの断面図をプリンターで印刷。国有地から山頂までの間にレーダー電波を遮る障害がないかを紙の上で確認した。 続いて、遮蔽(しゃへい)となる尾根などがあった場合はそこの標高、ない場合は山頂の標高、さらに国有地までの水平距離を紙の上で定規を使って計
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