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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (14)

  • 男はなぜセクハラをしてしまうのか | 地政学を英国で学んだ

    さて、前回の番組でも触れた、セクハラ問題についての最新研究の知見をまとめたワシントン・ポスト紙の記事を要約しました。 男をセクハラに駆り立てるものは何か?:人間の「業」を科学的に説明 Byウィリアム・ワン 2017年12月22日 セクハラをしたと非難される人物の数は増える一方であり、その性暴力やセクハラの詳しい内容も段々と明らかになってきている。ニュースやツィッターで報じられるその詳細などを見るにつけ、われわれはここで、一つのひどい疑問を問うべきであろう。 それは「この男性たちはなぜこのような行動をするのか」というものだ。 もちろんこのような行動のうちのいくつかは、その男性のガサツな性格や、完全な女性蔑視によるものだと片付けることもできるだろう。ところが、これらの行動のどれだけの量が、その男性自身の性格によるものであったり、彼のいる文化的な環境によるものなのだろうか? ある男性が他の男性よ

    男はなぜセクハラをしてしまうのか | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2018/01/13
    “三つの特徴があることを見つけている。それは、①共感力の欠如②伝統的な男尊女卑の考え方を持っている③優越感・独裁主義的な性格をもっている”
  • 反米ドイツに対する米保守派の反発 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、梅雨が近づいているようですが、なんとか晴れております。 さて、最近アメリカと仲違いするような発言をしたメルケル首相率いるドイツに対して、批判的な議論がアメリカの保守派から出てきました。歴史家としても有名なヴィクター・デイヴィス=ハンソンがナショナル・レビュー誌に掲載した意見記事です。 === いつものドイツ問題 By ヴィクター・デイヴィス=ハンソン 近頃のドイツ人はアメリカ人に対してあまり友好的には見えない。最近発表されたハーヴァード大学のケネディ行政学院のグローバルメディアについての調査によれば、ドイツの98%のテレビニュース番組でトランプ大統領が否定的に描かれており、世界で最も反トランプなメディアを持っている国になっている。 ところがこのような軽蔑は、反EUの姿勢を堂々と示していたトランプが、大統領になる前から始まっていた。 2015年にピュー研究所がヨーロッパ諸国

    反米ドイツに対する米保守派の反発 | 地政学を英国で学んだ
  • われわれはなぜフェイクニュースに騙されるのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼過ぎから小雨が降っております。春だというのにまだ寒いですね。 さて、少し前に紹介した記事の要約がやっと完成しましたのでアップします。もちろん筆者たちの狙いはトランプ政権についてなのですが、大きくは「人間の知識とはどういうものか」を論じた壮大なテーマにつながっております。 ==== なぜわれわれわは明らかなウソを信じてしまうのか By フィリップ・ファーンバック&スティーヴン・スロマン あまりにも多くの人々が明らかなウソを信じているようだが、これは一体なぜだろうか?この疑問は、トランプ政権が票の改ざんや気候変動、そして犯罪率のデータについてウソの情報を広めている現在、きわめて緊急を要する問題となってきている。 ところが「集団的な幻想」というのはいまに始まったことではないし、政治思想的にも右派に限った話ではない。たとえば多くのリベラルたちも、科学的な総意とは反対に、遺伝子組み

    われわれはなぜフェイクニュースに騙されるのか | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2017/04/01
    “、「人はある知識のコミュニティーに参加することによって知らないことを知ったような気になれる」ということだ。”
  • 国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇っておりましたがギリギリ降らなかったですね。 さて、先週の放送(https://youtu.be/cF5g8VLIjDQ)でも触れた「国境」の話題について、保守派のビクター・デイビス=ハンソンの意見記事を要約したものを。 === なぜ国境は重要で「ボーダレスワールド」は幻想なのか by ビクター・デイビス=ハンソン 「国境」がここまでニュースの話題として取り上げられるのは史上初めてではないか。 中東から欧州に殺到するイスラム系難民やテロリズムの台頭のおかげで、欧州内の移動自由の権利を認める、いわゆる「シェンゲン協定体制」に対して反発が巻き起こっている。 欧州の人々は人種差別主義者ではないが、中東からの移民の受け入れについては、それが合法的に入国して、しかも欧州の価値観や態度を共有を約束することができる人々(この点については不寛容であるとして何十年も前に破棄しているが

    国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2016/10/16
    “保守派のビクター・デイビス=ハンソンの意見記事を要約したもの”
  • ローマ帝国を崩壊させた「難民危機」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れました。そろそろ涼しすぎるくらいですね。 さて、昨日の放送(https://youtu.be/aWaIX4TwdmU)でも触れた、ローマの「難民危機」の話を扱った記事の要約です。 ==== ローマ帝国を死滅させた難民危機からわれわれは何を学べるのか By エリック・シグリアノ EU離脱を決めた英国からカレーの難民キャンプ、さらにはドナルド・トランプの想像上の国境の壁まで、難民や移民の流入に対する不安は最高潮に達している。 オバマ政権は先日2017年度に前年と比べて30%多い11万人の難民受け入れ計画があると発表して共和党から非難されたが、それでもカーター・レーガン時代にソ連圏やキューバから受け入れた数よりもはるかに少ないのだ。 政治家たちは「前例のない」移民の圧力について口ごもったり扇動したりしているが、実際は同じようなことが1640年前の欧州、つまりローマ帝国の

    ローマ帝国を崩壊させた「難民危機」 | 地政学を英国で学んだ
  • 米軍が変えたアメリカ人の食生活 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からずっと降っておりまして、なんとか暑さも一段落。 さて、4日連続の更新になりますが、今日はブロマガ(http://ch.nicovideo.jp/strategy/blomaga/ar854369)でも触れた記事の要訳を。 米軍が主導した品加工技術によって、われわれのべ物の好みも変わってきたという話です。 これは軍事技術がわれわれの生活を変えてしまったという意味で、テクノロジーと社会、そして人間の変化という、私にとっては非常に興味深いケースです。 === How we went from beef on the hoof to mystery meat in a box by Anastacia Marx De Salcedo http://www.latimes.com/opinion/op-ed/la-oe-desalcedo-military-meat-201

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    kaos2009
    kaos2009 2015/08/18
  • 朝日新聞の慰安婦記事がもたらした影響:FT紙の分析 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はあさから快晴です。気温も上がり、過ごしやすい週末ですな。 さて、ちょっと前なのですが、イギリスの日経新聞であるフィナンシャル・タイムズ(FT)紙の記者が、一連の慰安婦誤報問題について、NYタイムズとは違ってかなりバランスのとれた分析を書いておりましたのでその要約を。 === 朝日新聞の性奴隷「慰安婦」報道は日で激論を巻き起こす by デメトリ・セバストプロ ●木村社長は先月、極めて異例となる社内会合を開催したのだが、その時の現場の雰囲気はかなり緊迫いしたものであったという。 ●この場に居合わせた2人の目撃談によると、「木村社長、辞任してください!」と何人かの社員たちは叫んでいたというが、これは日において公的な場で社員が社長に反対意見を示すという、きわめて珍しいシーンであった。 ●朝日新聞はその中道左派的なスタンスから「日のニューヨーク・タイムズ」として知られており、日

    朝日新聞の慰安婦記事がもたらした影響:FT紙の分析 | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2014/11/23
    “フィナンシャル・タイムズ(FT)紙の記者”
  • ロシアが感じる「恐怖感」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。これからどんどん気温が上がるようで、ようやく春が。 さて、ウクライナ情勢を考える上で参考になりそうな文章が、拙訳の『自滅する中国』の中にありましたので、その部分を抜書きしておきます。 ぜひ参考にしてください。 === 『自滅する中国』第三章より ●ロシアも他国の動機をロシア人にしかわからない考え方で常に理解しようとしている。 ●この典型的な例は、NATO(北太平洋条約機構)が冷戦後になってから、五つの元共産主義国家と旧ソ連のバルト三国の参加を認めることによって勢力を拡大した時のことだ。 ●アメリカにとってのNATO拡大は、これらの新しいが不安定な民主制国家を、最も迅速かつ安価に安定化するものであった。なぜならEUへの加盟手続きは、非常に時間のかかるものだったからだ。 ●このためアメリカは「ロシア自身もこのやり方に参加し、そこから利益を得ることができるはずだ」

    ロシアが感じる「恐怖感」 | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2014/03/16
    “このような考え方が、ロシアのメディアの日常的な国際ニュースの報道の前提にある。しかもこれは、政府の監視下にあるメディアに限った話ではない。”
  • ウクライナ危機なのにロシア専門家が減っているアメリカ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。相変わらず気温は低くて寒さがこたえますが・・・ さて、相変わらずウクライナ情勢についての報道が続いておりますが、そのウクライナ情勢を研究する人材についての興味深い記事がありましたので、いつものように要約を。 === アメリカの対外政策におけるロシア専門家の凋落 By ジェイソン・ホロウィッツ ●ジョージタウン大学のロシア学部長であるアンジェラ・ステント女史は、最近電話の応対に忙しい。 ●ステント女史をはじめとするロシア専門家たちの電話は、ウクライナ危機の勃発から鳴りっぱなしだ。「なんか同窓会みたいですよ。みんな復活してきたわけですから」 ●アメリカロシア専門家たちは、プーチン大統領がクリミアの支配を進めるにつれて再びメディアの脚光を浴び始めている。ところが同時に、これはアメリカの学者や実務家たちのロシアについての捉え方、そしてその捉え方を考える彼らの、質と

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    kaos2009 2014/03/08
  • 中国政府高官がダボス会議で問題発言 | 地政学を英国で学んだ

    今日の肥前は午前中晴れたのですが、昼すぎから小雨が降りました。気温はけっこう暖かかったような。 講演で九州まで来ているのですが、運良く名護屋城址を見学することができました。秀吉が朝鮮出兵した時の城跡なんですが、ここに陣取っていた武将たちがオールスターキャストでした。 さて、ダボス会議での安倍首相の「1914年前発言」が物議を醸しだしてから数日たったわけですが、色々とこの会議で面白い発言をしている中国政府の高官らしき人の内容が出てきましたので、その紹介を。 この記事の中でダボス会議に参加したブロジット記者は、あるクローズドのディナーの席で興味深い光景を目にしたと言っております。 もちろん会議は「チャタムハウス・ルール」が適用されておりますので、その発言者は誰なのかは書けないということですが、その発言内容は書けるということなのでそれを書く、とのことです。 そのディナーの席にゲストとして呼ばれて

    中国政府高官がダボス会議で問題発言 | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2014/01/29
  • 英・仏・蘭がカリブ諸国から奴隷制について謝罪と賠償を要求される | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りでしたが、雨はまったく降りませんでした。けっこう過ごしやすい一日でしたね。 さて、昨日Twitterで紹介した、奴隷制への旧宗主国側への謝罪・賠償金請求に関する最近の動きの話題を。 ここで勘違いしてはいけないんですが、イギリスは賠償金は払っているのは事実。しかしそれは制度を廃止したために損をした奴隷のオーナーたちに対して支払われたもの。 イギリスもフランスもオランダも、賠償・謝罪はしないわけで。 === カリブ諸国は奴隷制の被害について賠償金を計算中 By スティーブン・キャッスル ●ウイリアム・ヘイグ英外相は2008年に出版した自伝の中で奴隷解放のために戦ったある人物に触れつつ、人間を取引する行為というのは擁護しようのない野蛮行為であり、「徹頭徹尾、カネ目当ての残虐で非人道的なものである」と述べている。 ●その奴隷経済を支えたカリブの14ヶ国は、ヘイグ氏にたいし

    英・仏・蘭がカリブ諸国から奴隷制について謝罪と賠償を要求される | 地政学を英国で学んだ
    kaos2009
    kaos2009 2013/10/23
  • オリッピックから見える「人間の矛盾」の素晴らしさ | 地政学を英国で学んだ

    今日の千葉西部は、快晴にもかかわらず強風が。いやー、寒かったです。 さて、少々古いネタなのですが、読み返してなかなか面白かった論説記事があったのでその要約を。 記事を書いたのはNYタイムズ紙の保守系コラムニストです。 === オリンピックの矛盾 byディヴィッド・ブルックス ●リンカーン大統領は「分裂した家(議会)は倒れてしまう」と言ったことがあるが、これは南北戦争につながった奴隷制について述べていたという意味では正しかったと思う。 ●ところがこの格言は他の分野では当てはまらない。 ●一般的に言って、優秀な人物というのは矛盾した要素をもっているものであり、これは長年続いている制度や機関などにも同じことが言える。その好例がオリンピックだ。 ●オリンピックというのは、そもそも人間の戦闘的な質を、平和的に祝福する祭典だからだ。 ●その開会式などは平和的な要素を表しており、人類の兄弟愛、協力、友

    オリッピックから見える「人間の矛盾」の素晴らしさ | 地政学を英国で学んだ
  • 政治家は「偉い」もんだ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨で、かなり気温も低め。個人的にはモスクワの10月半ばくらいの気候という感じでしょうか。 さて、今回の選挙について一言感想を。 今回私が書くことは、おそらくこれをお読みの皆さんにはご理解いただけないかもしれず、もしかしたら非常に誤解を受けるだろうなぁということを承知で、あえて書いてみます。 すでにtwitterのほうでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私は昨日数カ所(しかも党の違う)の選挙事務所を覗いてきまして、その場にまるで支援者であるかのような顔をして紛れ込み(笑)、一種の社会見学をしてまいりました。 実は私は三年前の総選挙の時にも同じことをやっていまして、その時に味をしめたために、今回はこのようなことを行うのが二回目です。 そして今回、選挙事務所というものを覗いてみてあらためて感じたのは、「政治家は偉い」ということ。しかも私は「どの政治家も」という但し書き

    政治家は「偉い」もんだ | 地政学を英国で学んだ
  • 地政学を英国で学んだ : 多文化主義はどのように失敗したのか

    ↑新刊:胎動する地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。久しぶりに意見記事の要約です。 ==== 多文化主義はどのように失敗したのか by ケナン・マリク ●今年の7月7日でロンドンでの52人が死んだ連続テロ事件から六年がすぎた。 ●アメリカの9・11事件とロンドンでの7・7事件は基的に同じインパクトを両国の国民に与えたが、ひとつだけ違うのは、7・7事件のほうがイギリスの市民権を持つ人間たちによる犯行だったということだ。 ●イギリス当局側は、この「自国民の犯行」に頭を悩ませており、以前は過激なイスラム僧侶やモスクの影響を指摘していたが、最近は政府の多文化主義政策の失敗を指摘する分析が多くなっている。 ●ヨーロッパでは多文化主義の問題に関して政府要人からも批判的な声が上がり始めており、スウェーデンやオランダでも反移民政策を訴える政党が議席を伸ばしている。 ●英首相のキャ

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