ウクライナの首都キーウのペチェールシク地区にあるキーウ・ペチェールシク大修道院=2013年。1051年に創立されたとされており、同じくキーウにある聖ソフィア大聖堂などと共に世界遺産に登録されている。(写真:Falin) ウクライナ当局は10日、ロシア正教会と歴史的につながりがあるモスクワ総主教庁系のウクライナ正教会(UOC)に対し、970年以上の歴史を持ち、世界遺産にも登録されているキーウ・ペチェールシク大修道院を29日までに明け渡すよう命じた。ロイター通信(英語)が伝えた。 UOCはロシア正教会と歴史的につながりがあるが、ロシアの侵攻を受け、昨年、モスクワ総主教庁との関係を断ち切っている。ウクライナ文化省は声明で、UOCが「国有財産の使用に関する合意事項に違反した」と主張しているが、どのように違反したかは明らかにしていない。一方のUOCは、自分たちは政治的な魔女狩りの犠牲者だと主張してい
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