京都市教育委員会は8日、小学生が市内を走る市小学校「大文字駅伝」を当面の間、休止する方針を示した。京都の「冬の風物詩」として長年続いてきたが、練習の過熱化や児童の体に及ぼす悪影響などが指摘されていた。新たな大会を代わりに実施するとしており、今月中に開く検討会議で正式に決定する。 【写真】京都の小学生の憧れの舞台だった大文字駅伝 この日開かれた市議会教育福祉委員会で市教委が明らかにした。 大文字駅伝は市小学校長会や市小学校スポーツ連盟などが主催。1987年に始まり、毎年2月に開催している。全市立小が参加する予選を突破した48校の6年生384人が8区間12・385キロを走る。 市民に親しまれている一方で、行き過ぎた練習などが以前より問題になっていた。新型コロナウイルスの感染拡大で2021年、22年と中止になったのを機に、校長会などの主催団体が駅伝の在り方を検討する会議を立ち上げ、これまでの取り