日本メディアと記者会見するファーウェイの任正非CEO(18日、中国広東省深センのファーウェイ本社で)=安川純撮影 【深セン(中国広東省)=角谷志保美】中国の通信機器大手「華為技術」(ファーウェイ)の創業者である任(レン)正非(ジョンフェイ)・最高経営責任者(CEO)(74)が18日、中国南部深センの本社で日本メディアと記者会見した。ファーウェイ製品を巡っては、日本でも安全保障上の懸念などを理由に、排除する動きが出ているが、任氏は日中関係について、「依存し合い、補完し合っている。協力を深めることで互いに発展できる」と述べ、日本での事業継続に意欲を示した。 任氏は初めて日本メディアの取材に応じたという。ファーウェイによる日本企業からの原材料や部品などの調達額が今年、昨年比約2割増の80億ドル(約8700億円)前後になるとの見通しを示した上で、自社の事業拡大について「日本の産業の成長も引っ張って