中国江西(こうせい)省のとある街では、毎年大きな宗教的お祭りが開催されているという。そのたびに問題視されているのが物乞いだ。お祭りに訪れる人たちのふところを目当てに、大勢の物乞いがこの地域に集まってくるという。 そこでお祭りの主催者は、今までにない対策を講じたのだ。その策とは、物乞いを檻に入れるというもの。これが人権団体からの猛烈な批判を受けている。しかし主催者は「檻のなかは快適」として、批判に反発しているのだ。 江西省南昌(なんしょう)市で行われるお祭りには、毎年数百人規模の物乞いが集まり、寺院を巡礼した観光客から施しを受けようとするという。善意で施しを行う人もいるのだが、その数があまりに多いために、渡せるお金にも限界がある。近年は観光客から「どうにかしてくれ」と、苦情が寄せられていたそうだ。 そこで主催者は、物乞いが滞在できる専用のエリアを設けた。ところがエリアには檻が置かれ、数百人