俺って、育児に関係ないと思われているのかな……。 3歳の長男を育てるさいたま市議の三神尊志(たかし)さん(40)は、役所で妻と妊娠届を出して母子手帳をもらった時、「母子」の言葉が気になった。産院では息子は「三神ママの赤ちゃん」と呼ばれ、産前産後の手続きのための書類には、母と子の名前の記入欄しかないものもあった。 【写真】妊娠で里帰りの妻泣かせ…「飲み会」優先した記者のLINEのやりとり 父親として一緒に子育てに関わりたいと思っていたが、「母だけが妊娠・出産、子育ての主体であるかのような社会の認識」を突きつけられたように感じた。母子手帳に代わる名称がないか調べると、「親子手帳」と呼んでいるところがあることがわかった。 2001年に岡山市が全国に先駆けて採用し、愛知県小牧市、那覇市、福島県いわき市などが採り入れている。「母子(親子)手帳」「親子(母子)手帳」など表記は様々だ。 ■市議会で問題提