前回の続き。 重ね録りの弊害 ピート・タウンゼント『ライフハウス』 『フーズ・ネクスト』 イーグルス 1973年、「ならず者」、「オン・ザ・ボーダー」 スモール・フェイセス ストーンズとの別れ ザ・クラッシュ『コンバット・ロック』 サウンド・マン 大物プロデューサーが明かしたロック名盤の誕生秘話 作者:グリン・ジョンズ シンコーミュージック Amazon 重ね録りの弊害 それから20年の間に建てられたスタジオは例外なく、ミュージシャンおよびその楽器を他と完全に分離するデザインを取り入れていた。そしてこれが、数を増す一方のトラックにオーヴァーダブを行なえる能力と併せて、重ね録りという慣例を生む種になった。つまり、ひとつずつばらばらに録っていくやり方だ。かつてはスタジオといえば既存の建物を改築したものばかりで、各部屋の音響はそれぞれのエンジニアが現場で試行錯誤の末に生み出したものだった。これに
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