タグ

ブックマーク / suminotiger.hatenadiary.jp (8)

  • 「アスペルガーに産んで申し訳ない」という母親の言葉とあの事件に寄せて(長いです) - スズコ、考える。

    今朝、Twitterを開いてタイムラインを眺めていたら、元農林水産相事務次官の長男殺害についての報道が流れてきていました。 目に留まったのは容疑者のであり息子を殺された立場である母親が「アスペルガーに産んで申し訳ない」と法廷で証言したという記事のタイトルでした。 この一連の事件に関して、実は私は報道から自分を遠ざけていました。 子としての私と親としての私。 どちらにも思うところがありすぎて、その思いが溢れて生活をおびやかしすらしそうで、怖かったからです。 今朝「アスペルガーに産んで申し訳ない」という母親の言葉を見て、PCの前で少し膝が震えました。 あ、これは、言葉にしておかなくてはならない、そう思いました。 うちの次男は、ADHDやアスペルガーを含むいくつかの診断名を持つ中学生です。 私自身は診断はなく暮らしていますが、発達障害の特性を自覚している身です。 私の母親は教育熱心で小さい頃か

    「アスペルガーに産んで申し訳ない」という母親の言葉とあの事件に寄せて(長いです) - スズコ、考える。
  • 次男と家族の騒音問題を紐解くための認知特性の話。 - スズコ、考える。

    相変わらず適当な更新頻度です。 昨夜、次男の聴こえ方と家族との関わりについて人と話したことを覚書として書いておこうと思います。 きっかけは、次男の発するゲームや動画の音量でした。 狭い我が家では、リビングやキッチン周りのような共有スペースでゲームしたりテレビや動画を見たりするときに周囲の人間が「うるさい」「もうちょっと静かにして」と音量を下げるように声をかけることは日常茶飯事ではあります。 その中でも、次男が家族からそれを指摘される頻度はずば抜けて多く、テコ入れをしたい課題だとずっと思っていました。 彼に対して防止策として ①音を出すものは自室で利用する ②共有スペースではヘッドホンを着用する などいくつかの提案をしてきましたが、なかなかうまくいきません。 ヘッドホンやイヤホンの質の問題もあるのかもしれませんが使用感が良いものは天井知らずであることや、買うたびに無くした壊したが発生する彼

    次男と家族の騒音問題を紐解くための認知特性の話。 - スズコ、考える。
  • 組体操が無くなった運動会の感想文 - スズコ、考える。

    今年度からなくなった組体操と保護者の反応 昨年度から何かと話題になっていた組体操、ついに息子たちの学校でも今年度の運動会から別の競技への変更となりました。 昨年度まで組体操を堂々とこなす高学年の子供たちを見て感動をしていなかったわけではありません。長男が1年生の頃に初めてそれを目にしたときは、うちの子がこんなことできる日がくるんだろうか…!って驚いたし、機敏な動きの子供たちが最後にタワーを完成させたときはすごいなぁと感動したのも事実です。 でも毎年練習中に軽微とはいえケガをした子の存在も知っていたし、体格のいい子が一番したで辛そうだったのも見て来ました。 批判も覚悟の上で変更を決めてくれた学校の英断にまず最初に感じたのが「我が子の大ケガを心配しなくてよくなった」という安堵。 あぁやっぱり自分もあの競技にこれまで不安を感じていたんだ、と改めて意識しました。 声高に変更についてもの申す保護者は

    組体操が無くなった運動会の感想文 - スズコ、考える。
    kari-ko
    kari-ko 2016/10/11
    グッとくる。泣きそうになる。
  • 「図書館に居る子を見逃せない」と思った方へ - スズコ、考える。

    昨日のエントリ suminotiger.hatenadiary.jp に対する様々な反応を見ての続きです。 Twitter上のコメントやブログへのブックマークコメントなど私が確認できた範囲の反応の中に、「見逃して良いのか」「大人としてそれでいいのか」「学校へ連絡すべきではないか」「出来る事はなにもないのか」という声がいくつか散見されました。 支援を必要としているかもしれない子が目の前にいるのに何もしなくていいのか それぞれの方にそのような、なにかしたいという感情がなぜ湧くのか、その理由は様々かもしれませんし、想定している状況も恐らくは様々であろうと思います。義務教育年齢の明らかに小さな子を想定している人もいるかもしれないし、高校生を想定している人もいるかもしれない。小さな小学生とおぼしき子が平日に図書館をウロウロしていたらそれは確かに奇異に映るかもしれません。 そんな支援を必要としている子

    「図書館に居る子を見逃せない」と思った方へ - スズコ、考える。
  • 「みんな持ってるもん!」口から出る言葉とお腹の中の本当の気持ち - スズコ、考える。

    今朝のTLに、子どもが「みんな持ってる」っていうことに関してのツイートがちらほらと流れて来ていました。 「みんな持ってるもん!だから買って!」 「みんな持ってるから!」「みんなやってるから!」うちでもしょっちゅう飛び交う言葉です。夫が「みんな行くって…」と飲み会の予定を入れていたり、実家の父が母に「あいつもあいつも持ってる!」とかつて携帯電話を買う時に言い訳していたように、年齢を問わず誰もが言う言葉なのかな〜と思います。自分の過去を振り返っても何かを求めるときや言い訳するときについ出ていた言葉ですしね。 「みんな」って誰? 子どもに「みんな持ってるから買って!」と言われた時、つい「みんなって誰?」と聞いてしまうことがあります。そうするとたいてい、大した人数じゃないんですね。「〜〜くんと〜〜くんと…」3人くらいで終わっちゃうことも多い。でもそこで「みんなってたったそれだけでしょ?」と返してし

    「みんな持ってるもん!」口から出る言葉とお腹の中の本当の気持ち - スズコ、考える。
  • こどもの「妖怪のせいなんだよ」にイラッと来たら。 - スズコ、考える。

    昨夜、こんなツイートが流れてきました。 妖怪ウォッチが及ぼす被害が確認されました。 pic.twitter.com/q5ZtDISZHX— 電子演算 (@DNS_ENZN) 2014, 9月 23 やっぱり出て来たねえという感じの「妖怪ウォッチによる被害」だそうです。 別に私もあのアニメの全てが正しいとか素晴らしいとか思ってるわけではないし擁護する必要も全然ないんですが、前に書いたこと 「妖怪のせい」で良いんです。 - スズコ、考える。 に繋がるなぁと思いながら色々考えた事をまとめてみたいと思います。 4歳の男の子、おもちゃを片付けないことや野菜を嫌うことを「妖怪のせいだよ」と言い返してくる、と。 まぁやりたくないこと嫌なことから逃げるために自分の持ってる知識を総動員してわけのわからん言い訳を連ねるのは小さい子にはよくあることなので、この程度で被害とか言われたら育ててらんねーよ、影響がいや

    こどもの「妖怪のせいなんだよ」にイラッと来たら。 - スズコ、考える。
    kari-ko
    kari-ko 2014/09/25
    "「ついいらっとしてしまう」お母さん、そのお母さんが「ついいらっとしてしまう」ような状態になっていること、それこそが妖怪ウォッチを通して見えるかもしれない、妖怪の姿です。"
  • 「謝罪」と「反省」 〜昨日のつづき。 - スズコ、考える。

    昨日のエントリが思った以上の反響を呼んでいてちょっとビックリしています。 ミスリードを引き起こしてしまった要素はやはりタイトルなんだろうなと。 そして内容のなかで「謝る」ことと「反省させる」ことを明確に線引きして書いていなかったことが敗因だったのではないかと考えています。 昨日、たくさん頂いているブックマークコメントやTwitter上で頂いた感想等を参考にしながら自分なりに色々と考え、その中で思い至ったことは「謝罪って何だろう」ということでした。 私が出会った男の子とお父さんのケースで考えると、あのとき男の子がすぐに謝れなかったのは、自分がぶつかってしまったことととても大きな声で謝るよう何度も促したお父さんの様子に驚いたことが大きな要素になっていたと思います。その状態から、自分がしたことを受け止めて謝る気持ちになるまでには時間がかかるだろうなと私は思いました。 そこで無理に何度も謝らせよう

    「謝罪」と「反省」 〜昨日のつづき。 - スズコ、考える。
  • 子どもに「謝りなさい!」と言っていませんか? - スズコ、考える。

    週末、子どもたちを連れての小旅行の途中、大きな遊具のある広い公園に立ち寄りました。 遊具のそばには草すべりができる広い土手があって、遊具に飽きた息子たちは車に積んでいた段ボールを持ち出して土手を登って行きます。 かなり幅広の土手なのに、うちの子たちを含めなぜか同じところばかり滑る子どもたち。うちの子たちは段ボールを敷いてるからそうスピードは出てないんだけど、プラスティック製のそりを持参している子も結構いて、一列に並んではつぎつぎ滑る。 もっと広がって滑ればいいのになぁ、ぶつかりそうで危ないなぁ…と思っていたちょうどそのとき 「どすん」 土手のまんなかあたりで止まってしまった末っ子の背中に後ろからすべってきた子の大きなそりがぶつかりました。 そりに乗っていたのは末っ子と同じ4歳くらいの男の子。 末っ子に近寄る私の横を男の子の名前を呼びながら駆け寄って来た男性。お父さんなんだろうなと思うのだけ

    子どもに「謝りなさい!」と言っていませんか? - スズコ、考える。
  • 1