阪急電鉄は5月18日、車掌にスマートフォン型の携帯情報端末を携行させると発表した。6月1日からワンマン運転の路線を除く阪急全線の車掌が携行し、運行情報などの案内サービスを強化する。 車掌が携行する端末は5.1インチ。遅延や運休など運行状況に関する電子メールの受信機能、緊急時などの使用を想定した通話機能、振替輸送など異常時や緊急時の対応で必要になる資料の閲覧機能が搭載される。 阪急によると、列車の遅れや運休が生じた場合、現在は列車無線による運行情報に基づき車掌が乗客に案内している。6月からは列車無線に加え、電子メールによる文字情報も配信し、確実な情報共有を図るという。大規模災害の発生時には、緊急連絡手段の一つとしても活用される。 《レスポンス編集部》