国内のメガバンク1行のインターネットバンキングに不正アクセスし、現金3千万円以上を沖縄県内のコンビニなどのATMから盗んだとして、県警は29日、暴力団関係者3人を含む計17人を不正アクセス禁止法違反などの疑いで摘発したと発表した。 県警によると、被害に遭ったネットバンキング利用者は全国で100人以上。まだ摘発していない共犯者が関与したとみられる分を含めると、ATMから引き出された額は5千万円余りになる。捜査関係者によると、被害者の個人口座から不正に別の口座へ移し替えられた額は7千万円以上に上るという。 17人のうち、県警は29日、指示役とされる指定暴力団旭琉會桜一家構成員の33歳の容疑者=豊見城市、いずれも元旭琉會構成員の44歳の容疑者=沖縄市、36歳の容疑者=那覇市=の3人を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で逮捕した。 県内でサイバー犯罪に絡む暴力団関係者の摘発は異