12日朝、鳥取市の住宅街にある公園で、ツキノワグマとみられる2頭のクマを目撃したという通報が警察にありました。けが人はいませんでしたが、鳥取市は、公園内に看板を設置するなどして周辺の住民に注意するよう呼びかけています。 男性が「おい」と大きな声を出して走って逃げたところ、クマはいなくなり、男性にケガはなかったということです。 現場はJR鳥取駅から2キロほど離れた住宅街の裏山にある公園で、ふだんからジョギングや散歩などで利用する人が多いということです。この公園や近くの施設では、12日夜にホタルの観察会やコンサートが行われる予定でしたが、主催者は急きょイベントを中止にしました。 鳥取市は、公園内に「クマ出没」の看板を設置して、住民や利用者に注意を呼びかけるとともに、教育委員会を通じて、近くの小中学校に登校時の子どもの安全を確保するよう指示しました。