大衆の価値観が激動した1970年代。誰もが歌えた「あの曲」が描く「女」と「男」の世界の揺らぎ――衝撃の名著、待望の文庫化! 解説 斎藤美奈子 シリーズ:ちくま文庫 902円(税込) Cコード:0173 整理番号:せ-14-1 刊行日: 2022/06/09 ※発売日は地域・書店によって 前後する場合があります 判型:文庫判 ページ数:336 ISBN:978-4-480-43821-8 JANコード:9784480438218 購入
1.特集「漱石・鴎外の消えた『国語』教科書」 定番教材は消えない 文芸雑誌『文学界』が「漱石・鴎外の消えた『国語』教科書」という特集を組んで話題になったことがありました(2002年9月)。中学生用の教科書教材として夏目漱石と森鴎外が取り上げられなくなっているという事実をふまえ、国語教科書について再考しようとした特集です。 この特集の中で「現行の『国語』教科書をどう思うか?」というアンケートが行われ、49名の作家、評論家からの回答が掲載されました。4つある質問のうちの1つが、翌年4月からの中学国語教科書に掲載されている作品の一覧表を示した上で、「この国語教科書について、どのように思われますか」とたずねたものでした。 回答を見ていて目立ったのは、次のようなタイプの感想です。 「走れメロス」がどの教科書にものっているのがふしぎ、この作品の文学的価値はさておき、これを「友情」を美徳とする物語として
ぼくの訳した『クルーグマン教授の経済入門』は、原著はもう二〇年も前の本だ。昨年ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン若かりし日の名著となる。テーマはアメリカ経済。ぼくの訳が初めて出たのも、十年以上前になる。にもかかわらずこの本は未だに古びていない。もちろん時事ネタは仕方ない。でも本書は時事ネタそのものの話よりも、それをどう見るかという経済学的な考え方にこそ価値がある。そしてぼくを含む多くの経済学素人は、かれの教えてくれる経済学、特にその限界についての記述に心底驚かされたのだった。 特にみんながびっくりしたのは、生産性がなぜ上がるかよくわからない、という話だ。素人の多くは、生産性くらいすぐに上げられると思っている。ITを入れれば、教育をよくすれば等々。でもそうじゃないという。多くの人は、これをはっきり言ってもらったことで救われた。やり方がわかっているのにそれができないなら、単なる無能
文庫遺産。ちくま学芸文庫 復刊投票2007 ちくま学芸文庫のモットー「自分を率直にうたがい、他者に新鮮な眼ざしを送り、世界をとらえ直す」です。 書いてしまうと簡単なことのように思えますが、実際、手にとって読み通してみないと体感できません。 そんな新鮮な経験ができるちくま学芸文庫も版を重ね、今年で15周年を迎えました。その歴史のなかでくしくも絶版になってしまったものも多くあります。 そこで、読者のみなさまに広くリクエストをいただき、投票数の多かったものを復刊しようと思います。 「ちくま学芸文庫 復刊投票2007」をご覧いただき、「読んでみたい」「探していた」「知らなかった」というあなたの声を投票してください。お待ち申し上げております。 2007年9月11日(火)〜10月26日(金)にわたり、「ちくま学芸文庫 復刊投票2007」と銘打って、 過去のラインナップから復刊希望文庫に投票するアンケー
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