だれしも、子供の頃の絵本の記憶というのは、少なからずあるものだと思う。そしてそれは、きっと楽しいイメージのものだと思う。最後に絵本を読んだのは、いつの頃だったか覚えているだろうか?最近、絵本を読んだことがあるだろうか? 自分の場合、ここ数年の絵本読書回数は凄まじい。絵本なので読書と言えるかどうか微妙だが。しかも朗読である。大人になってこれだけ絵本と向き合うと、子供の頃には思いもよらなかった、絵本という書籍の特殊性に気が付く。 絵がメイン 当然のことだが、絵がある。というより、絵がメインだ。だから絵本と呼ばれているのだけど。 そして、文字はおまけである。文字は読まない。誰かが読んでくれる言葉を聞きながら、絵の世界を堪能するのだ。 このスタイルは、まだ多くのイメージを知らない、文字も知らない、片言の幼児には、画期的である。 幼児は絵本を通して、新たな名詞を体験するのだ。(言葉の感覚を体感する)