学食、コロナ禍で存続危機 慶応「山食」支援訴え―「調理人雇えない」大学も 2020年12月21日13時42分 利用者が少ない慶応大の学生食堂=16日午後、東京都港区 新型コロナウイルスの影響でキャンパスに来る学生が激減し、若者の胃袋を満たしてきた大学食堂が存続の危機に陥っている。安くてボリュームがある名物メニューを守るため支援を募る店がある一方、運営会社が「調理人も雇えない」と撤退を決め、学食を閉めた大学も出始めている。 打倒「海自カレー」 空揚げで親近感アピール―空自 慶応大三田キャンパス(東京都港区)にある1937年創業の学食「山食」。カレーや「若き血みそラーメン」など名物メニューが並ぶ中、学生や教職員らでにぎわう光景は見られなくなった。 約160席あった客席は約50席に減らしたが、昼休みになっても埋まらない。収益源だったゼミや卒業生らによるパーティーも3月からゼロが続く。8月に銀行か
