オイは魔法使いたい!
「おばあちゃんって何でも知ってるんだね!」 「ほっほっほ、秘密じゃけどな、おばあちゃんはコンピューターなんじゃよ」 「本当!! すごい!!」 何でも知ってる、僕が大好きなおばあちゃん。おばあちゃんが実はコンピューターだったなんて!! 僕はその日お母さんにお婆ちゃんの秘密を喋ってしまった。 「ねえねえ! おばあちゃんってコンピューターなんだよ!」 「何を言っているの。早くご飯食べなさい」 お母さんは全く僕の話を信じない。それどころか、何事かお父さんに告げ口をしていた。お父さんは面倒くさそうに新聞を読みながらお母さんと喧嘩をしていた。そして僕に怖い顔で言った。 「いいか、余所でそんなこと言うんじゃないぞ」 僕はその時、おばあちゃんが「秘密だ」って言ったのを思い出した。秘密を破っちゃいけなかったんだ。それから僕はあまりおばあちゃんの家に連れて行ってもらえなくなった。おばあちゃんに逢えなくなったの
高橋孝雄(たかはし・たかお) 慶應義塾大学医学部 小児科主任教授 医学博士 専門は小児科一般と小児神経 1982年慶応義塾大学医学部卒業後、米国ハーバード大学、マサチューセッツ総合病院小児神経科で治療にあたり、ハーバード大学医学部の神経学講師も務める。1994年帰国し、慶應義塾大学小児科で現在まで医師、教授として活躍する。趣味はランニング。マラソンのベスト記録は2016年の東京マラソンで3時間7分。別名“日本一足の速い小児科教授”。 慶應義塾大学医学部の小児科教授である高橋孝雄医師による「高橋たかお先生のなんでも相談室」。テーマはママのお腹の中にいる胎児の頃から幼児までの「環境要因」について。 胎教、早期教育という言葉もあるほど、スポーツでも勉強でも早いうちからトレーニングを始めたほうがその子のためになると親が考えるのは不思議なことではありません。ただ、脳の発達に精通している小児科医の立場
高橋孝雄(たかはし・たかお) 慶應義塾大学医学部 小児科主任教授 医学博士 専門は小児科一般と小児神経 1982年慶応義塾大学医学部卒業後、米国ハーバード大学、マサチューセッツ総合病院小児神経科で治療にあたり、ハーバード大学医学部の神経学講師も務める。1994年帰国し、慶應義塾大学小児科で現在まで医師、教授として活躍する。趣味はランニング。マラソンのベスト記録は2016年の東京マラソンで3時間7分。別名“日本一足の速い小児科教授”。 高橋先生:やりたいことをやらせておけばいいと思いますよ。小さい頃から勉強させたからといって、将来の知能が高くなるとか低くなるとかいうことありません。何かを変えられるとすれば、自分に自信を持つ子になるかどうかということ。そこは親の育て方、環境要因で差がつくでしょうね。 K:「セルフ・エスティーム」、いわゆる「自己肯定感」ですね。 高橋先生:小学校受験を考える方も
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