JR大阪駅の北1キロ足らず、阪急中津駅のすぐ近くに、1年に2カ月間、5月と11月だけ開館する私設美術館がある。私の父、北村芳郎が長年収集した南蛮美術の品々やキリシタンの遺品などを展示する南蛮文化館だ。今年5月で開館50年を迎えた小さな美術館の歩みを記してみたい。南蛮美術とは16世紀後半から17世紀初頭にかけて、日本と西洋との交流から生まれた芸術だ。宣教師らがもたらした文化と日本の文化が接触し、
インフレ率のパズル 今年に入ってからますます雇用環境の改善が加速している。例えば、3月の有効求人倍率は1.59倍、新規求人倍率は2.41倍であった。 有効求人倍率は1974年1月以来、新規求人倍率は1963年の調査開始以来、最も高い水準にある。また、3月の完全失業率は2.5%だったが、昨年12月以降、歴史的な低水準を続けている。 リフレ派界隈では、「NAIRU(インフレを加速させない最も低い失業率の水準)」は2.5%近傍だという声が強いが、完全失業率は既に3ヵ月連続でNAIRUの水準に位置している(ちなみに反リフレ界隈では3.5%だったので最近はこの手の話に触れたがらない)。多少の誤差を考えても、インフレ率は加速度的に上昇してもおかしくないはずである。 そのインフレ率であるが、「生鮮食品、エネルギーを除く総合指数」でみた3月の全国消費者物価指数(CPI)は前年比+0.5%の上昇にとどまって
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