タグ

ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (220)

  • 子どもがなんj語を使いこなすようになっていた - シロクマの屑籠

    子育てには、人生の二週目のような味わいがある。子どもが新しいことを覚え、新しい遊びをおぼえるたびに、ずっと昔に自分がそうしていた頃を追体験できるからだ。それから虫取りや海水浴といった、大人になってやらなくなった遊びも子どもによってリブートされる。親子でそれらをやっているうちに、気が付けば自分も夢中になっていたりした。 時が経つのは早い。 「人の子どもは育つのが早い」と言うけれど、自分の子どもも日進月歩で成長している。気が付けば、ゲームの上達が子どものほうが早くなっていた。親の知らないことも、あちこちからどんどん吸収してくる。心強いことだ。 ところが最近、自分の子どもがなんj語をペラペラとしゃべるようになった。 [参考]:なんJ語 (なんじぇいご)とは【ピクシブ百科事典】 なんj語とは、匿名掲示板のなんでも実況jをルーツとする一連のネットスラングだ。語尾にンゴをつける「○○ンゴ」や関西弁風の

    子どもがなんj語を使いこなすようになっていた - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/09/30
    サンキューガッツ! ジョイナスレ全盛期であれば……いや、テクニカルすぎて流行らない。
  • 社会の進歩は人間の動物性とどう折り合いをつける? - シロクマの屑籠

    ダメと言われても「夜の街」に繰り出す人は何を考えているのか 「コロナ疲れ」「コロナうつ」は当然だ | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 上掲の、プレジデントオンラインさんの寄稿テキストでは、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐための、いわゆる「新しい生活様式」によって抑圧されることとなった、動物的な・プリミティブな人間のコミュニケーションについて記した。また、そうした変化が急に始まったものではなく、文明的で行儀の良い、快適で清潔な社会の成立と切っても切れない関係にあることもざっと解説した。 インターネットが好きでたまらない人のなかに、「身体的なコミュニケーションやFace to Faceなコミュニケーションなど要らない、ないほうが快適に決まっている」と述べる剛の者がいるのは私も知っている。が、そういう人はネットでは目立っても世間では目立たない少数派だ。21世紀になっても

    社会の進歩は人間の動物性とどう折り合いをつける? - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/09/09
    ネット社会と動物性の対比というならば、むしろディスプレイを使ってまでコミュニケーションをする動物的な私たちがネットに侵入してきたと、ネット内の対比も出来るかもしれないですね。
  • 神様みたいだった1996年のバトルガレッガ - シロクマの屑籠

    (※写真は、ゲーメスト1996年5月15日号、バトルガレッガ攻略記事より) note.com 上掲リンク先は、傑作シューティングゲーム『バトルガレッガ』を20年越しにクリアした方の文章だ (おめでとうございます!)。 20年前に一度諦めたゲームをもう一度手に取り、チャレンジしてクリアするのはタフなことだと思った。 で、リンク先にはバトルガレッガをできるだけ簡略なパターンでクリアするための攻略動画へのリンクも掲載されている。それが下のものだ。 youtu.be 昔は難しいゲームとみなされていたバトルガレッガをここまで解題し、難しい避けを最小限にしているのは、これもこれで進歩だと驚いた。 2000年代には、「知の高速道路」という言葉をよく耳にした。いわく、インターネットによって知識やノウハウにアクセスしやすくなり、何事も、ある程度までは簡単に上達できるようになった、というやつだ。今にして思うと

    神様みたいだった1996年のバトルガレッガ - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/09/06
    まさに、天の時、地の利、人の和だ。私は残念ながらゲーセンとの縁は作れなかったけれど、読んでいるだけで熱くなりました。
  • お盆に還ってきた元ブロガーさんへ - シロクマの屑籠

    ※この文章は、はてな村と呼ばれたブログコミュニティで活躍した元ブロガーへの手紙です。興味のない人は畳んでください※ インターネットで表舞台に立たなくなってから、もうずいぶんと長い年月が.. [B! 増田] 諸般の事情によりブログをやめざるを得なくなった。んで、なにも書かなく..(※元文章は差し替えられているため、ブックマーク貼付) お盆の季節に、はてな匿名ダイアリーに相次いで二つの投稿があった。00年代~10年代にかけて活躍した元ブロガーが書いた文章であることは明白で、当時を知っている人ならすぐに判っただろう*1。 この元ブロガーさんはアニメやゲームに対しても、世間や人間に対しても独特の感性を持っていて、我流の文体とあわさって唯一無二の面白さをみせていた。単に面白いブロガーなのでなく、一度覚えたら忘れられないブロガーだったと思う。 二つ目のリンク先でご人が吐露しているように*2、この元ブ

    お盆に還ってきた元ブロガーさんへ - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/08/12
    お盆になって親戚が集まったけど、親戚全員が妙な大人で、よくわかんない話題で飲み会が始まったぞ! でも、みんな何かしながら飯を食って税金納めながら生きてる。自由と不自由と能力と無力感の間で捻じれながら。
  • 日本のサブカルチャーとイタリアワインは素晴らしいガラパゴス - シロクマの屑籠

    漫画やアニメやゲームはガラパゴスなのか? - 狐の王国 少し前、twitter上で「日のアニメ・ゲーム文化はガラパゴス(だから良い/悪い)」といった言い合いのようなものを見かけた。これについて、上掲リンク先のこしあんさんは、「日漫画やアニメはガラパゴスとは言えない。なぜなら20世紀の段階から海外に輸出され、人気を獲得しているからだ。もし(批判的な意味で)ガラパゴスだというなら、制作体制や投資やマネジメントのお粗末にある」といったことを述べている。 一連の話を読んで、私は「いやいや、やっぱり日のアニメ・ゲーム文化は(肯定的な意味で)ガラパゴスでしょ」という思いを強めた。日のサブカルチャーの作品は海外に輸出されて一部のマニアを熱狂させるだけでなく、子どもや、現在では大人までをも魅了しているし、海外のクリエイターにまで影響を与えている。そういう意味では、もう、グローバルに流通し消

    日本のサブカルチャーとイタリアワインは素晴らしいガラパゴス - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/07/10
    普遍的に定義された「ガラパゴス化」という現象があるのではなく、「ある時期のある業界」を説明するために、まるでガラパゴス諸島になぞらえた装飾の句だけが残ってしまったので、単独の意味がブレるのだろうなぁ
  • テレビがまとめサイトに見える - シロクマの屑籠

    ゴールデンアワーのバラエティ番組が、周回遅れの「話題の動画」を放送していた。NHKの、それよりは若干真面目そうな番組が、twitterのネタをテレビっぽく切り取って放送しているのも見かける。テレビで動画やtwitterの切り貼りをみると、なんだかまとめサイトみたいだな、と思えてしまう瞬間がある。いやいや、かかっている金額や放送される帯域の広さを考えれば、それはまとめサイトと同列のものではないのだけれども。 かつて、志村けんは素人の投稿したホームビデオをテレビコンテンツとして成功した。当時はもちろんインターネットが普及していなかったから、志村けんのあの番組、あの企画にはオリジナリティがあった。今はそうでなく、まず素人が投稿したコンテンツがインターネットにあって、そこで人気を獲得した上澄みが、テレビ番組に紹介される。 テレビテレビであってネットではなかったはず。 それでもテレビが「まるでネッ

    テレビがまとめサイトに見える - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/06/18
    真偽の判定が出来ない素人の私は、ドキュメンタリーの裏付けをする「何か」がネット側にまだ足りない気がする。何かの呼称は慎重に考えたい。(本当は権威と呼びたいが、それを使うとコミュニケーションに失敗しそう
  • ゲームの想像や妄想に溺れながら生きるのは(中年には)難しい - シロクマの屑籠

    「昔のゲームの方が想像力を刺激されて良かった」は当か|てっけん|note 俺たちは、ゲームを遊ぶ時に何を「想像」していたのか: 不倒城 ゲームをよく知っている人たちが、ゲームを遊ぶ時の想像・想像力について文章を書いてらっしゃった。 ここで私がゲームを遊んでいる最中のことを書いても二番煎じ、いや三番煎じになってしまうので、どちらかといえば私は、ゲームをプレイしていない時に想像していたこと、その想像を膨らませる際に役立ったものについて書いてみようと思う。 1.ドラゴンクエスト3,4の場合 ドラゴンクエスト4を初めてプレイした時、私の想像はドット絵のなかで完結していたと思う。アリーナ、クリフト、トルネコ、ミネア、マーニャたちが冒険していれば、もうそれだけで良かった。戦闘があり、メインストーリーがあり、カジノがあれば満ち足りていられた。ドラゴンクエスト3を初めて遊んだ時も、あの粗いドット絵の物語

    ゲームの想像や妄想に溺れながら生きるのは(中年には)難しい - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/05/15
    途中までを読んで思い出してきたのは、プレイとリプレイは脳内で表裏一体だったのかもしれない。三国志なんかは、在任国が近い武将同士の交流を勝手に想像していたり、クリアまでの略年表が作られていた。
  • なめらかな社会、繊細な秩序にあなたはついていけるのか - シロクマの屑籠

    昭和の日、繊細になりゆく令和の秩序について考える - シロクマの屑籠 先日の記事には、はてなブックマークで様々なコメントをいただき、進みゆく秩序について(はてなブックマークの)皆さんがどんな風に考えているのか参考になった。それらを記憶にとどめながら、社会ぜんたいの秩序がもっと繊細になっていった未来について、もう少し言葉を重ねてみたい。 社会秩序がどんどん繊細になり、暴力と呼び得るものが追放され、相手が傷ついたり不快になったりするかもしれない言動が制限され、自粛されるようになっていけば、その社会のコミュニケーションはどんどん円滑になり、トラブルも減っていくだろう。実際、昭和時代に比べれば令和時代のコミュニケーションは円滑だ。公の領域はもちろん、プライベートな領域でもコミュニケーションは円滑であるよう目指され、ノイズは少なくなった。DVやストーカーや体罰といった、古き悪しき言動も摘発されるよう

    なめらかな社会、繊細な秩序にあなたはついていけるのか - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/05/07
    少し主旨とは離れるかもしれませんが、私の持っている倫理観や理想、逆に現実ってこんなものみたいな物差しが、老いによって自分も変容してしまうし社会も進んでいった時に、不幸な隔たりがどのくらいあるのか怖い。
  • 在宅勤務でも昼間から酒を飲むのはやめたほうがいい - シロクマの屑籠

    gigazine.net 在宅勤務が増えるアメリカ合衆国では、在宅勤務者の3人に1人が飲酒しているというニュースを知った。私は精神科医としてはいい加減なほうだし、ワインが好きなので飲酒についてもうるさくないつもりでいる。でも、平日の昼間からアルコールを飲むこと、とりわけ就労中に飲むことはとても危ないと思っている。 なぜなら、アルコール依存症になっていく人のプロセスのひとつとして「平日の昼間から酒を飲むようになった」「仕事をしながら酒を飲むようになった」を頻繁に見かけるからだ。 このニュースを、日人はどんな風にみているのか? はてなブックマークを確認してみると、「アル中になる」「17:00までは飲まない」といったコメントがある一方で、肯定的なコメントや心配していないコメントもあった。twitter検索でも傾向はあまり変わらない。怖がっている人もいれば、怖がっていない人もいる。 「昼間から」

    在宅勤務でも昼間から酒を飲むのはやめたほうがいい - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/04/15
    大なり小なりの誘惑がある中で、依存性と身体への影響の割に、やろうと思えば物理的に出来てしまうのが恐ろしいと思った。
  • ボイスチャットから聞こえてくるリテラシーの欠如 - シロクマの屑籠

    最近は、いままで以上に家に閉じこもってゲームをしている。当はPS4で発売されている『十三機兵防衛圏』を遊びたいし「遊びたいゲームが発売されているゲームハードを買う」はゲーオタの懐だけど、PS5のリリースが近づいているこの時期にPS4となれば尻込みしないわけにはいかない。 仕方がないのでswitch版の『フォートナイト』を遊んでいるのだけど、昼間、野良で遊んでいる時に聞こえてくるボイスチャットが興味深くて、最近はそっちが目当てになってきている。 『フォートナイト』を野良でやっていると、小学生や中学生とおぼしき、若々しいボイスチャットの声が聞こえてくる。 "たなか ひろと です。 ボイチャははじめてですがよろしくおねがいします" "すいません 今から助けにいきます" "ありがとうございました。" こういう礼儀正しい声を耳にすることも、ないわけではないが、どちらかといえば少数派だ。いや、きっ

    ボイスチャットから聞こえてくるリテラシーの欠如 - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/04/12
    あっ、00年代に「夏厨」って呼ばれたやつの現代版だ……!!
  • なるほど「年を取ると一年が短く感じられる」わけだ - シロクマの屑籠

    ブログは何を書いても構わないものだし、以前に書いたことに近いことを書いたって構わない、はずだ。 今日は気分が下がっているので、下がっているまま書こう。 「できる事」をどんどん捨てないと生きていけない - シロクマの屑籠 三年前、私は「できる事」をどんどん捨てないと生きていけない、という文章を書いた。人生経験や勉強のノウハウが積み重なって色々なことができるようになったけれども、体力的にも時間的にもゆとりが無くなったから実際には色々な選択肢をあきらめなければならなくなった、という内容だ。 それから三年が経ち、私はもう少し人生経験や勉強のノウハウを獲得した。少なくとも文章の書き手としては獲得するものが多かったと思う。ただ、最近は全力で文章を書いていられる時間が短くなった。アニメやゲームに集中していられる時間もだ。スキルフルにはなっているけれども、そのスキルフルになった自分が全力投球できる時間がこ

    なるほど「年を取ると一年が短く感じられる」わけだ - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/03/08
    妙なたとえだとは思うけど、私は松坂大輔のピッチングをイメージしている。平成の怪物であり、誰よりも力強い球を持っていた彼が、打たれても塁を埋められてもかわして逃げられる投球で今も戦っているような感じ。
  • あなたの文章を真剣に読んでいた人は、今はガチャを回すのに忙しい - シロクマの屑籠

    (※この文章は、はてなダイアリー~はてなブログの昔話、それも個人への返信なので、そのあたりにご関心のない人は読まないほうがいいと思います※) 「ここに書けば誰かが真剣に読んでくれる」という期待感が今のはてなにはない - あままこのブログ 昔、はてなダイアリーをはじめとするブログ界隈の一角には、真剣に文章を読んでくれる人がたくさんいたように思う。新しいブログ記事を書くたびに読んでもらえるだけでなく、過去ログを振り返ってくれる人、過去ログを読んだうえでブロガーの一人一人の性質を憶えておいてくれる人がいた。 そのことをノスタルジックに「あの頃は良かった」と思うことはたやすい。実際、楽しいひとときには違いなかったし、十年前に懐かしいと思えるようなひとときを当時のブロガーたちが創っていたことに疑問は無い。 関連:「十年後に懐かしいと思える今を、今のお前が創るんだ!」 - シロクマの屑籠 ここから、イ

    あなたの文章を真剣に読んでいた人は、今はガチャを回すのに忙しい - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/02/02
    ブログをやっているというより、まず私が生きていて、そして生きている私が日記を書いたり書かなかったりする感覚でした。今もまだ読んでいるし、この先も必要な時があったり無かったりする付き合いかもしれない。
  • 「大人だって生きていてうれしい」とちゃんと伝わっているのか - シロクマの屑籠

    子どもが「将来やりたい職業」や「大きくなったらやりたいこと」を問われるのをしばしば目にする。 将来を聞かれても、社会にどんな仕事が存在し、どれぐらい遣り甲斐があるのかを子どもはあまり知らない。いや、大人だって案外知らなかったりするのだから、きちんと答えるのは難しそうだ。 うちの子どもの場合、はじめは日常生活やテレビで見かけた職業を「将来やりたいこと」として答えていた。しかし少しモノがわかるようになってからは「テンプレを書こうと思えば書けるが実際にはわからない」と答えるようになった。 精神科医として働く私の姿は、子どもの目には「将来やりたい職業」とうつらないらしい。親が働いている真っ最中の様子を知る機会が限られているのだから、無理もないことだろう。そのくせ帰宅した後の疲れた姿はよく見知っている。 これは他の職業にも言えることで、子どもは大人たちの働く様子を片鱗しか知ることができない。駅員も、

    「大人だって生きていてうれしい」とちゃんと伝わっているのか - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/01/29
    タイトルの問いは秀逸だと思って、大人のロールモデルが職業を目指す事「~~になりたい」だったのは確かに近代的な職業選択の自由だけど、究極的には「生きていてうれしい」その喜びこそが本丸なのは同感です。
  • 「不快な奴をブロックして構わない」社会と「アライさん」界隈 - シロクマの屑籠

    個人の幸福は「お金」ではなく「不快なやつは全員ブロック」で実現される。 | Books&Apps 上掲リンク先は賛否両論のありそうな内容だが、読んで自分の考えを練るのに向いていると思う。これを読み、2019年にtwitter上で湧き出した匿名の「アライさん」界隈のことを私は思い出した。 「アライさん」界隈とは、2019年の春ごろにtwitter上に無数に現れた、「○○なアライさん」を名乗る匿名アカウント群だ。アニメ『けものフレンズ』に登場する、ちょっと不器用なアライさんというキャラのアイコンや語り口を借りている。 ねとらぼの紹介記事では、アライさんを以下のように記している。 ・借金の返済に苦しむアライさん ・ギャンブルがやめられないアライさん ・大学を中退したアライさん ・薬物依存のアライさん ・性風俗店で働くアライさん etc... Twitterにおけるアライさん界隈(かいわい)は、と

    「不快な奴をブロックして構わない」社会と「アライさん」界隈 - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2020/01/10
    もっと大前提として、本来ならすれ違う事もない人々の遭遇がSNS等の普及で起きてしまったのは、わずか10年ちょっと前のBlog文化時代とすら違っていて、その情報量と摩擦への適用にはまだ時間が足りないとも思う。
  • 「ブロガーが次々に言及する」文化の衰退と、はてなブックマークの変容 - シロクマの屑籠

    2020年1月6日、はてな匿名ダイアリーに「無知なお前らに最高のゲームを教えてやる(据置編)」というエントリが投稿され、それに触発されて何人かが「自分にとって最高のゲーム」をまとめる出来事があった。 じゃあ私も「最高のゲーム」を挙げてみる - シロクマの屑籠 90年代から10年代までお世話になったゲームたち! 明けまして俺の年代別最高のゲーム 20/01/07: 不倒城 個人的最高のゲーム(1980年代編) - novtanの日常 同じ話題に次々にブログ記事の投稿が連鎖したのがなんだか懐かしくて、嬉しかった。2000年代のブログ界隈ではこういうことが頻繁にあって、誰かが書いたブログ記事に次々にブロガーが言及して盛り上がったものだ。 ひとつの話題にブロガーが次々に言及し、ひとまとまりの議論や、複数名からなる広い視野をかたちづくるのは、当時のブログ界隈のカルチャーだったと思う。 しかし2010

    「ブロガーが次々に言及する」文化の衰退と、はてなブックマークの変容 - シロクマの屑籠
  • オンラインゲームで社会勉強しているあなたへ - シロクマの屑籠

    ※この文章は、オンラインゲームをとおして社会勉強をしている人への個人的な手紙です。 オンラインゲームをとおして社会勉強をしている、親愛なるあなたへ こんにちは。あなたは今、オンラインゲームからたくさんのことを教わっていますね。あなたのことを知っている者の一人として、そのことをうれしく思っています。 オンラインゲームの世界は楽しいですか? もちろん楽しんでいることでしょう。あなたがプレイしている姿は一生懸命で、プレイヤー同士の会話も楽しんでいるようにみえます。一緒に遊んでいる年上のプレイヤーの人々は、あなたが年下だと知ったうえで、よく付き合ってくださっていると思います。 インターネットには良い人間も悪い人間もいますが、彼らはそのなかでは付き合いやすく、礼儀正しい人々のように私にはみえます。オンラインゲームで最初に出会ったのが彼らだったのは、とても運の良いことでした。彼らとのゲーム体験はずっと

    オンラインゲームで社会勉強しているあなたへ - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2019/11/28
    自分の世代でガチめなユーザーには届きそうだけど、狩場is混雑って今のゲームもそうなの? MOやソシャゲでRTA気味に虚無りながら周回したり、荒野で行動してるのかと思ってた。課金とリセマラを当てはめると辛い。
  • 駅チカに、効率至上主義なブルジョワの夢を見る - シロクマの屑籠

    タワーマンションと駅徒歩何分のお話 - novtanの日常 リンク先の文章を読んで、駅徒歩数分といった、いわゆる「駅チカ」と呼ばれる住まいの魅力を私はかえって理解したような気がした。駅チカ、都会生活に最適化されている人には非常に魅力的な住まいなんじゃないだろうか。 リンク先のNOV1975さんは、以下のようにおっしゃる。 駅直結のタワーマンションで云々、という広告を見るたびに「へー誰が住むんだろうね」という感想をみんなで漏らしながら、その街の良さはどこだったろうと心を巡らすのだ。 言ってみれば、駅徒歩何分にこだわるということは、都会の忙しさに直結する住まいを選択するということにほかならないのではないか。魂を都会というものに縛られている。 ここでいう「都会の忙しさに直結する住まい」とは、都会の忙しさに最適化した住まい、と言い換えることができる。ここでいう都会の忙しさの正体は、時間とお金のコス

    駅チカに、効率至上主義なブルジョワの夢を見る - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2019/10/17
    えっ、皆そんなに本気で考えていたのか。雑に毎日歩くの面倒とか、寒いの嫌だなー、だから近いといいな高いな近い高い安くしたいな遠い安い遠い安い丁度いい加減は………ここだっ! 程度の話かと…。
  • おのぼりさん、タワーマンション、自然災害 - シロクマの屑籠

    まず、下記リンク先の文章を読んでいただきたい。 武蔵小杉の浸水被害は叩いてもいいという風潮 - レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ 武蔵小杉は私たちのような共働きおのぼりさん夫婦を受け入れてくれる場所だったということもあり、このエリアに住み始めてもう5年ほど経過。そうこうしてる子どもも生まれて、街に愛着も持つようになりました。 この文章を読み、私はずっと前からモヤモヤしていたタワーマンションに対する気持ちが整理できたので、言葉にしてみたいと思う。 「地方でいう、山を切り拓いて作ったニュータウン」の首都圏版 タワーマンション不動産屋さんのtwitterアカウントがやたらと持ち上げていることも含めて、近寄りがたいなぁとは思っていた。ちょっと昔、耐震偽装問題が世を騒がせたことも記憶に新しい。 それと、タワーマンションの立っている土地は、なんだか水害に弱そうな気がしていた。 武蔵

    おのぼりさん、タワーマンション、自然災害 - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2019/10/16
    ネットの話題って、悪い意味でもっと雑だと思っていて、あれは足立区でも江戸川区でも武蔵小杉でも、タイムリーにネタ消費できれば何でも代置されるんじゃないかな。でも、されやすい威信値みたいのはあるかも。
  • 1カ月ほどブログを書かなかったら - シロクマの屑籠

    この1カ月ほど、実はほとんどブログを書いていなかった。 せいぜいきっちりブログを書いたと言えるのは、劇場版『この素晴らしい世界に祝福を!』の感想ぐらいのもの。ほかは作り置きしていた文章をアップロードするタイミングがやってきたからアップロードしたものか、余所様へ文章を寄稿する際に合わせて下書きしておいた、関連記事だった。昨日、久しぶりにブログを書いてみたけれども上手く書けたとは思えない。ある程度の間隔でブログを書かなかったせいか、知識を引用することと文章として完結させることを噛み合わせられなかった。 8月も、ブログを最小限にしていた。要はこの2カ月、忙しかったということだ。業も忙しく、プライベートもばたばたしていて、調べなければならないこと・考えをまとめなければならないことが山積していた。この2カ月の間で研修医の頃以来の消耗を経験し、寿命が数カ月ほど縮んだと思う。なすべきことのために命を使

    1カ月ほどブログを書かなかったら - シロクマの屑籠
  • いまどきのインターネットは文脈文盲状態が当たり前 - シロクマの屑籠

    1000リツイートを越えるとtwitterの闇が迫ってくる - シロクマの屑籠 上記リンク先の続きとして、いまどきのインターネットでは文脈が読み取りにくいことについて記しておく。 かつてのインターネット、ネットサーフィンするインターネットには文脈があった。それぞれのウェブサイトの構造がツリー状であったこと、ハイパーリンクをとおして他のウェブサイトへと繋がりあっていたおかげで、その書き手・その文章がどういう文脈に位置づけられているのかがハイパーリンクの次元で明らかになっていた。ネットサーフィンという行為、リンク集を辿る行為が、そのまま書き手の文脈を理解する助けになっていた。 ところがいまどきのインターネットは違う。ブログは記事単位で読まれ、グーグル検索などをとおして流入する人々の大半は書き手の文脈など調べるまでもなく、検索文字列と一致した情報の断片だけ持ち帰ろうとする。 このブログのトラフィ

    いまどきのインターネットは文脈文盲状態が当たり前 - シロクマの屑籠
    kash06
    kash06 2019/09/25
    組織神学(Systematic Theology)なき部分参照の困難さと危険は、日々感じている。文脈と日本語表現の厳密さで防げた問題も多いだろう。そこを意識して文脈を補おうとすれど参照点が少ないと、自分の考え方に影響される…