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ブックマーク / nitino.hatenadiary.jp (10)

  • ゆず茶を煮る、自分の食べるものを作る - 元うどん

  • 7人ポッキー - 元うどん

    子供の頃に7人ポッキーの一人になってしまった。夜中に目が覚めたら何故か近所の神社にいてポッキーを一手に持っていた。ホラーだ。 隣の席のAくんも7人ポッキーだった。 ある日、学校の机に出した自分のポッキーをAくんは私に見せてくれた。その後、勢いよく折った。Aくんは私の方を見てどうだ!と笑った。Aくんの背骨も乾いた音をさせながらポッキーと同じ向きで折れた。音はしなかったが私の心も折れた。ホラー。 ありがたい7人ポッキーになった名誉と人を失ったAくんのお母さんは葬式で泣き崩れていたそうだ。その後のAくんのお家は、家業の金メッキ自転車屋の経営がうまく行かなくなり、夜逃げした。 私は震え上がり、また事情を知る親からも優しい圧力があり、ポッキーを大事に保管した。綿でくるんでゾウが踏んでも壊れない筆箱にいれて父が持ってきた手提げ耐火金庫に入れた。 7人ポッキーは古くから受け継がれており、このような場

    7人ポッキー - 元うどん
  • すべすべ新郎新婦 - 元うどん

    「皆様、お待たせいたしました。それでは…新郎新婦の入場です!」 すべすべに磨き抜かれた新郎と新婦が手を取り合って式場の扉をあけ入場してきた。 「結婚式は一世一代の晴れ舞台なのよ!」と豪語していた新婦は、いかにバブル世代であろうとも度肝を抜いて、抜いた度肝が空に飛んで星になる位のドヤドヤデーハーな式にしたい!と言っていた。引き出物は二人の顔写真入り大皿しかない。ゴンドラ、お色直し5回、テントウムシのサンバ、裸踊りの出し物が企画された。新婦人も過酷なダイエットによりライザップのCMみたくテーテッテテーしてスタイルを完成させブライダルエステを行い玉のような肌になったということらしい。新郎もブライダルエステした。そして一対のすべすべ新郎新婦が完成した。 扉を開け意気揚々と光り輝くばかりの二人が手に手を取って笑顔のまま足をつるりと滑らせ、ついた尻で前方に滑った。直線上に鎮座していたウェデングケーキ

    すべすべ新郎新婦 - 元うどん
    kash06
    kash06 2021/09/04
    これは、ものすごく好き……!
  • 麦茶ちょい残し問題はフリーライド問題なのだ - 元うどん

    麦茶は浄水器使用で水出し、冷水筒を2つ用意している。 家族が麦茶を一センチで残す。冷蔵庫の中に何も入っていない冷水筒が突っ込んであったことすらあった。何を冷やしているんだ?空気?謎である。直接当人に言ってもわかったわかったと言ってやはり一センチ残して冷蔵庫に入れる。冷水筒を洗うのがめんどくさいのかもしれないとグルングルン回すだけできれいになる哺乳瓶用ブラシも導入した。だがしない。 一センチ麦茶の良くないところは、洗浄と作成のタスクを他人に押し付けるが、利益である麦茶は消費する(フリーライド) に加えて、 直前まで冷蔵庫にある程度の麦茶があると誤認する、結果水筒などある程度の麦茶が必要な時に無いということが度々起きる ぐえ〜〜〜〜〜 ただ何度か言ったらそういうことは無くなってきた…と思っていたら、妙に味がうすいもしくは変な味の麦茶に時々当たるようになった。??? よく見ていたら、無くなりかけ

    麦茶ちょい残し問題はフリーライド問題なのだ - 元うどん
    kash06
    kash06 2021/07/22
    緑茶が好きなので冷茶を作る派なのですが、ギリギリまで作らないと次がないけど、常に2本入れておくのは冷蔵庫の場所を取り過ぎるの間で、タイミングに迷っています。
  • 熱中症になった時のこと - 元うどん

    産まれて初めてひどい熱中症になったので記録しつつ同時に注意喚起になったらいいなと思って書く。 一日目 熱中症発症して寒気がして熱が39度出る 二日目 全身が熱い 頭痛と背中と肩こりがすごい 三~四日目 熱が下がったけど関節がむちゃくちゃ痛い 五日目 また熱出た 病院に行く 六七八日目 関節と筋肉が痛すぎる 謎の中腰 九・十日目 うっすら痛いけど大丈夫だ まとめ 一日目 熱中症発症して寒気がして熱が39度出る 15:00あたりに屋外での活動を40分位、15分間に5分ずつ位休憩を挟んでしていました。水分補給のためにお茶のペットボトルを二のんだ。帽子もかぶっていた。途中で今日はすごく暑いな、と思ったのは覚えている。若干睡眠不足だった。 16:00~17:00は家族を病院に連れて行ったりしていて涼しいところにいた。その時から風邪引いたかな?しんどいーと思っていた。用事が終わってから帰宅してソファ

    熱中症になった時のこと - 元うどん
    kash06
    kash06 2019/08/10
    こんなに大変な症状が長引くの!? これは辛かったですね……どうか和らいだ今もお大事に。
  • 父が死んだ - 元うどん

    そういえば、去年、父が死んだ。 父は、学生の頃は私と同じく絵が好きだったが美大にいけず他に行った。自身の両親を大層恨んでいて家で酒を飲むと愚痴っていた。いわく。長男なのに可愛がられなかった弟の方が可愛がられていた学費も何も出してもらえず妹の学費まで何故だか必死に働いて自分が払うことになった。地獄である。その父の妹を描いた油絵があった。ほこりを被りつつも長いこと飾られていた。家を建て直す時に父が捨ててしまったそうだ。他の絵もいつの間にか全て捨てられていた。私の描いているアニメイラストを見て「おまえ、パンツの出ている絵を描くのはけしからんぞ」と言われた。私はパンツ程度では全く卑猥と思わぬ駄目なオタクであった。うんこしている絵を描く羽目になったこともあります父さん、と返事しなかった。父に言ったら卒倒する。「そうですね、全くそのとおりだ」と答えた。万事そのように私は父と会話していた。私はまともな回

    父が死んだ - 元うどん
    kash06
    kash06 2016/02/11
    私の脳内では冷静に喧嘩できる筈だったのに、何故か喉から言葉が発せられなかった事を思い出しました。あの晩に、家族とは「家族である」のではなく、殊更に「家族をする」のだと学びました。どうか慰めを祈ります。
  • 続く夜 - うどんこ天気

    その人はいつも私を車で迎えにきていた。自宅は教えなかった。近くのコンビニで仕事が終わってから、時間を決めて待ち合わせ。小さい暗い色の軽自動車。夜の散歩。私には恋人がいた。相手にも恋人がいた。だからお互いに少し話して夜景を見て、それから事をして家に帰っていく以外何もしなかった。何もしない。手も繋がない。距離もあける。ちゃんと帰る。そのうちに会う間隔が多くなっていった。恋人には、出かけることをきちんきちんと最初は言っていたけれど、そのうち言わなくなった。あまりに頻繁だったから。恋人が嫉妬したから。何もしない。ただの友達。相手が私のことを好きなのは何となく解っていた。素振りや話し振り、大事にしたいと伝えてくれることで。私はいつも真面目には取り合わなかったし、深入りしようとしなかった。面倒なことは嫌いだから。いつも適当にはぐらかすか、「彼女がいるのにそう言うことを言ってはいけませんよ」とニコニコ

    kash06
    kash06 2009/02/26
  • スーパーで豚肉が安かった - うどんこ天気

    http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/998503.htmlまたBさん(30歳独身)も女性のおしゃべりの内容に不満があると断言。それは「オンナの話はオチがない」。「例えば『今日スーパーで豚肉が超安かったの』とかって話してくると、こっちは『それで?』と返す。でもそれだけでオチもない。逆に『それで?』って返すことに怒られたりしますから。今はまだ結婚していないからそういうこともたまにだけど、結婚して毎日これだとうんざりしそう」「今日豚肉がスーパーで安かったの」「それで?」起スーパーで豚肉が安かった承それで、と言う会話を促す反応 転・結スーパーで豚肉を買った話を展開させる 「その場でいました」「ナニイーッ生かよーッ」「あえて買いませんでした」「な、なんでだよ!」「明日はおまえがスーパーにこまぎれで並ぶでしょう」「ぎゃああああ!」「それで」にキレる 「豚

  • そうだね、そうだね、わからないんだ - うどんこ天気

    以前友人相談をやたら聞いていた時期があった。当時は「クールだね」「感情を余り表に出さないね」と良く言われていた。まず、その人の立場に立って考えて共感した後、色々な角度の考え方を列挙して相手の心はどれかに気付いてもらうという話し方を心がけるようにしていた。出来ていたかどうかは怪しいが。「こうした方がいい」とは言わず「私の価値観だとこういう風にするかもしれない」「こういう方法も有るかも」「これもかな」ある時、と有る友人に「いつも、君は結局は自分で選べって言うね」「相対主義っていうか、人それぞれっていつも言ってさ…人と関わる気が余り無いみたい」と言われた。私は、相談ごとで気が滅入っているんだろう…八つ当たりかな、と思いながら「それは違うよ」「こうやって話して影響を与え合ってるんだから関わる気が無いわけじゃないよ…」と、友人と軽い言い合いになった事があった。友人は「でもさ!たまには…もっと強く

  • 独りでいた時に声をかけてくれた人 - うどんこ天気

    高校の頃は、朝に家を出て、電車に乗って終点まで行って帰っていた。学校が嫌だった。そうすると出席日数が少なくなりすぎて先生が怒った。それを聞いた親も怒った。仕方が無いので、無理やり行くようにした。行かないと家に連絡があった。頭がおかしくなりそうだった。行っても誰かと話すわけでもなく、机で難しいを読んで授業聞いて寝ていた。周囲は楽しげで明るくて話をしたり何をしていた。雑誌があって。お弁当があって。リップクリームがあって。笑い声。雑談の声。自分が笑われているような気がしていた。私は独りで、ここで、無愛想な顔で、暗い空気を振りまきながら居る私は、どうしようもなく陶しそうな存在だ。私のようなのが存在しているということが、上下に敏感でない人にも上下を思い出させるから、いらだたせるのだろうか。私のようなのが存在していることで悦ぶ人は自分の醜い部分を直視してそれを直視したくないがために「お前のために言

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