組み立てが進み、顔の形がほぼ出来上がった太陽の塔の 「黄金の顔」。左側が頭になる=東京都墨田区の江戸東京博物館で2012年2月13日、手塚耕一郎撮影 大阪万博(70年)のシンボル「太陽の塔」の上部にあった「黄金の顔」(直径10・6メートル)が、東京で初めて公開される。13日、展示される東京都墨田区の江戸東京博物館で組み立て作業が始まった。 芸術家の岡本太郎(1911~96)が制作した太陽の塔は、万博後も大阪府吹田市の万博公園に残された。92年の改修時、未来を意味する黄金の顔は老朽化を防ごうとレプリカと交換され、オリジナルは公園内の倉庫に保管されてきた。 鋼板製。表面は金色の特殊フィルムで加工されている。169の部品に分けて搬送され、組み立ては2日がかりという。博物館の松井かおる・学芸員は「東京で太陽の塔の世界観を感じてもらいたい」と話す。21日~5月20日、5階の常設展示室で見ることができ