神奈川県座間市のアパートで男女9人の切断遺体が遺棄された事件で、9人のうち8人について、身元特定につながる有力な手がかりが見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。 主婦も含まれているという。白石隆浩容疑者(27)(死体遺棄容疑で逮捕)の部屋から、複数の女性の身分証明書やキャッシュカードが発見された。警視庁は、親族らからDNA試料の提出を受け、鑑定を進めている。 捜査関係者によると、白石容疑者は逮捕直後の同庁の調べに対し、8月下旬からの約2か月間で、9人全員を自室で殺害したと供述。衣類や携帯電話などの所持品はゴミとして捨てたと説明していた。 しかし、現場検証の結果、白石容疑者宅から複数の女性の身分証明書やカードなど、身元の特定につながる所持品が発見された。女性用のバッグや複数の靴も見つかった。