■15日に発売 三毛猫のたま駅長で知られる和歌山電鉄(和歌山市)の小嶋光信社長は7日、地方公共交通の再生をテーマにした著書「日本一のローカル線をつくる~たま駅長に学ぶ公共交通再生」(学芸出版社)を15日に発売すると発表した。貴志駅(紀の川市)で行われた会見には、たまと部下の「ニタマ」も駆けつけた。 地方の公共交通が抱える問題点を明らかにしながら解決への道筋を示そうと企画。廃線寸前の赤字路線だった貴志川線を救うため、貴志駅の売店の飼い猫だったたまを駅長に抜擢し、集客イベントなどを通じて再生に至った軌跡も成功例として挙げている。 小嶋社長は「この本が、地域の公共交通を救い、次世代に受け継いでいくための一助になれば」と期待を込めた。四六判176ページ、1995円。問い合わせは同電鉄((電)073・478・0110)か、同電鉄ホームぺージ(http://www.wakayama-dentetsu.