十鉄の軌跡示す資料200点展示 (06/12 11:07) 電車のパンタグラフ(右)や備品などを展示している十和田観光電鉄展 3月末で営業運転を終えた十和田観光電鉄線(十和田市-三沢市、14・7キロ)の備品や貴重な書類など200点以上を一堂に展示する「89年の軌跡~十和田観光電鉄展」が9日、十和田市馬事公苑「称徳館」で始まり、訪れた市民が当時を思い出しながら懐かしそうに見入っている。8月26日まで。 十鉄線は沿線の人口減や東北新幹線七戸十和田駅開業による利用減などが影響し、3月31日で89年の歴史に幕を下ろした。 館内の企画展示ホールには、十鉄の協力を得て、7700系で実際に使用していたパンタグラフや最終列車のヘッドマーク、北里大学前駅の踏切警報器など、車両や駅に関するさまざまな部品や備品を展示。また、十鉄の前身「十和田軌道」が鉄道敷設の際に取得した特許状、三本木-焼山延伸のために申請した