北陸新幹線の敦賀以西ルートを巡り、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会が「並行在来線の経営分離は自治体の意向を前提とすべき」とまとめたのに対し、大津市の越直美市長は十五日の定例会見で「そこに関しては評価する」と述べた。 検討委は、ルート三案のうち「小浜-京都が適切」とまとめた報告書の中に、高島市や大津市を縦断するJR湖西線を念頭に「新幹線が通らない県内の在来線の経営分離は自治体の意向を前提とすべき」と明記した。 越市長はその点を評価した上で「便益を受けず、不利益だけ受けるのはあってはならない。湖西線は、通勤や通学に使う市民になくてはならない。国、JRに(経営分離は)断固反対とこれまで以上に強く申し入れていく」と述べた。
![「自治体の意向を前提」大津市長が評価 北陸新幹線:滋賀:中日新聞(CHUNICHI Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b59cd3edbd84c53bba15fb59862880993da481da/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.chunichi.co.jp%2Fimg%2Flogo_social.png)