しなの鉄道(上田市)は31日、2019年度から順次更新する新造車両すべてに、車いすでも利用できる洋式トイレを導入すると明らかにした。1997年の開業以来、一部車両を除いてトイレがなく、利用者から設置を望む声が強かった。同社は「高齢者や外国人観光客の増加などに対応し、サービス向上につなげたい」としている。 しなの鉄道が現在保有する115系の21編成56両は製造から約40年経過し、近年は故障も目立つが、JR各社で115系の廃車が相次いで部品の調達は難しくなっている。このため国、県、沿線11市町の負担も含む総事業費約110億円で、19年度から26年度に26編成52両の新造車両を導入する。使用電力は現在の半分程度、維持管理のコストもほぼ半減する見通しだ。 鉄道車両メーカー「総合車両製作所」(横浜市)に依頼し、設計費などの圧縮が図れるモデルを採用する。JR東日本が既に使っている車両と基本仕様は同じ。
JR東日本が、秋田新幹線の岩手、秋田県境にトンネル新設を含む新ルートの整備を検討していることが31日、分かった。新トンネルは県境をまたぐ現在の仙岩トンネルの代替となる。秋田新幹線は県境区間で奥羽山脈の山々の間を縫うように走る在来線ルートを使っており、新ルート整備は防災面の強化や運行安定化が狙い。アクセス性向上も期待される。 大仙市の老松博行市長が31日開会の市議会6月定例会で明らかにした。同市や秋田県によると、新ルートと新トンネルの整備を検討しているのは秋田新幹線が通る田沢湖線の赤渕(岩手県雫石町)-田沢湖(仙北市)間(18.1キロ)。 奥羽山脈を横断する区間で、特に沢沿いを通る秋田県側はカーブがきつく、勾配が大きい。風雨や雪などの悪天候に弱く、運休や遅延が度々発生している。 JR東日本は輸送障害の解消のため、約3.9キロの仙岩トンネルよりも長く、直線的な単線の新トンネルを構想した。複数の
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