財政審の分科会では、地方を中心に高速道路で有料と無料の区間が混在している路線についても取り上げられ、財務省は、こうした道路が付近の一般道の渋滞の要因になっていることや、維持管理費に関する国の財政負担を軽減する観点から同一路線であれば一律で有料とすることも提案した。 財務省によると、平成30年8月1日時点で、全国の高速道路の9805キロは有料で、3349キロは無料区間となっている。中には同一路線でも有料と無料が混在しているケースがあり、その場合、有料区間が始まる手前で多くの車が高速道路を下りて一般道に集中、交通渋滞が起きるといった問題が発生しているという。