2000年2月19日掲載、撮影場所は京都市下京区大宮通七条下ル。当時の写真説明はこう記す。 〈「あれ、いったいなーに?」。東寺に近い大宮通に架かる立派な鉄柱の列。若い人たちにはなじみがないが、もう22年も前に廃止されたなつかしい市電の名残の跡だ。「なぜ、いまも残っているの?」。21世紀は地球にやさしい環境を、と「もしかして、また市電が走るの、かな…」〉 いまも、梅小路公園そばの七条通から鉄柱が見える。だがその数は減って2基となっている。 ◇ 京都新聞夕刊で1999~2002年まで随時掲載した写真企画「SHOTおもしろ探見」から10点を選び、約20年の歳月を経て京都のまちの風景がどう変わったのか、現地を歩きました。