神戸市と神戸電鉄は30日、沿線のリノベーション(再生)に関する連携協定を結んだ。北神急行線が6月に市営地下鉄北神線となって運賃が大きく下がり、市北部の神鉄有馬、三田線沿線の価値が高まるとして、駅前の再整備や周辺施設の有効活用で、さらなる魅力向上を図る。市によると、鉄道事業者と自治体のこうした連携締結は珍しい。 有馬、三田線沿線は昭和30~40年代に住宅団地が開発されたが、現在は人口減少や駅を含めた周辺施設の老朽化、活力の減退が進む。鈴蘭台駅前などは再整備に着手しており、連携強化で取り組みを深化させる。 協定は、駅を中心とした街のリノベーション▽駅前を快適な公共空間にする取り組み▽沿線活性化・情報発信-の3本柱。第1弾として、来年3月12~14日に唐櫃台駅前の遊休施設の有効活用策を考える集中実践スクールを共催する。1チーム5人程度で専門家らの助言を受けてビジネスプランを練り、最終日に施設オー