ブックマーク / president.jp (14)

  • なぜ大金持ちは幸せそうに見えないのか…精神科医が「人生に期待する人ほど不幸になる」と考える理由 「期待しない」という防具を装着すべき

    人の悩みは「だいたい3種類」に分けられる 繊細な人や敏感な人は悩みやすい――皆さんも日々、そう実感しているでしょう。では実際に、私たちが多くの時間を費やしている「悩み」にはどんなものがあるでしょうか? 千差万別に見えて、意外と種類は少なめです。 ついでに言うと、繊細ではない人も、悩みの種類は変わりません。 繊細な人はしばしば「こんなに繊細でなければ、悩まなくていいのに……」と思うものですが、そんなこともないのです。生きている限り、人は悩みます。繊細であってもなくても、悩みのない人というのは、一人もいないのです。 ただ、繊細な人は、色々なストレスや悩みを増幅・発展させて(大きく、広く捉えて)、たくさんの時間を費やしてしまうのです。繊細でない人が軽く受け流すところで、しっかり立ち止まってしまう。ここが解決すべきポイントだと、まずは覚えておきましょう。 さて、話を戻します。人の悩みは「だいたい3

    なぜ大金持ちは幸せそうに見えないのか…精神科医が「人生に期待する人ほど不幸になる」と考える理由 「期待しない」という防具を装着すべき
  • いまの若者は「結婚できない中年男性」と同じ不幸を抱えている…若者の婚姻数が激減している本当の理由 生活が不安定で「貧すれば鈍する」状態に

    男女で見れば、幸福度は男性より女性のほうが高い傾向があり、年代別には若いほど幸福度が高く、中年期に最低に下がり、老年期に入るとまた上昇するという「Uの字」型になる特徴があります。 そして、もうひとつ幸福度で顕著な違いがあるのは、配偶関係です。つまり、未婚か既婚かによっても明らかに幸福度が異なります。 私は、独身研究の一環として、未婚者と既婚者とで幸福度の違い、さらには男女、年代別での幸福度の違いについて2014年から継続調査してきました。その結果から申し上げれば、未婚者より既婚者のほうが幸福度は高く、男性より女性のほうが幸福度は高く、40代~50代の中年層より若者のほうが幸福度が高いという傾向は常に一定でした。 40代~50代未婚男性の不幸度が突出している 2020年、首都圏の未既婚男女約1万5000人を対象とした調査の結果が以下の通りです(図表1)。幸福度については5段階評価とし、「とて

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  • 「3C・4低・3強・3生」という高い壁…結婚したくても結婚できない日本人男性が増える根本原因 もう「笑いに変えられる」段階は通り過ぎた

    「生きづらい」とこぼす日人男性が増えている。『男が心配』(PHP新書)の著者で、20年以上にわたり、男性の生きづらさを取材、研究してきた近畿大学の奥田祥子教授は「依然として『男らしさ』に縛られている人は多い。20年前は少しは笑いに変えられるような希望があったが、いまはまったく笑えない深刻な状況になっている」――。(前編/全2回) 20年たってやっと「男が心配」と言えるようになった ――なぜ「男性の生きづらさ」を研究するようになったのですか。 大学院修了後に新聞社に入社し、30歳代になって、30~50歳代のサラリーマン男性を主な読者とする週刊誌に配属されたのですが、そこで一般的なサラリーマン男性の中には「男らしさ」を実現できずに苦しんでいる人がたくさんいることに気がつきました。ポスト削減が始まっていた20年前にも、出世できないという仕事の悩みや、ずっと仕事一筋でやってきたために家庭にも居場

    「3C・4低・3強・3生」という高い壁…結婚したくても結婚できない日本人男性が増える根本原因 もう「笑いに変えられる」段階は通り過ぎた
  • これができないと孤独な老後が待ち受ける…87歳医師が「老年になったら徹底すべし」と説く生活態度 財産を築くことよりはるかに大事「老後の幸福を決める一大要素」

    死ぬということはどういうことなのでしょうか。 誰にもわかりません。ただ、人々にもう会えなくなることだけは確かです。 それについて、私は次のように考えることがあります。 絶海の孤島に、豪華クルーズ船も顔負けの施設が完備した巨大ビルがあります。世界中の料理と美酒がべ飲み放題です。ショーや音楽などを楽しめ、ジムやプールで運動ができ、邸宅のような居室でくつろげます。 ただし、外界とは遮断しゃだんされています。出ることはできず、外の情報を得たり、情報を発信したりはできません。 死が近づいた時、神様から、「このビルに入れば少し長生きできるが、行くか? ただし、ビルから出て現世に戻れば、これまでの記憶を失い、現世で築いた人間関係から財産や業績まで、すべてゼロになる」と聞かれたら、どう答えるでしょう。 「行く」を選んだ場合、最初はビルの生活を大いに楽しむでしょう。しかし、時がたつにつれ、毎日会う人もやる

    これができないと孤独な老後が待ち受ける…87歳医師が「老年になったら徹底すべし」と説く生活態度 財産を築くことよりはるかに大事「老後の幸福を決める一大要素」
  • 日本人の「仕事で得られる幸福感」は世界最悪…若手社員の幸福度を下げる文化に管理職は満足という絶望 幸福感1位はインド、2位インドネシア、3位フィリピン…

    パーソル総合研究所が実施した調査で、日は「はたらく幸せ実感」が世界最下位だった。その原因はどこにあるのか。パーソル総合研究所の井上亮太郎さんは「日人は異質な他者への寛容性が低い傾向にある。寛容性は、はたらく幸せ実感と相関の強い観点であり、日の就業者の幸福感が低い要因の一つと考えられる」という――。 「はたらく幸せ実感」1位はインド、日はワースト1位 筆者らは、就業者が働くことを通じてどれほど幸せ/不幸せを感じているかといった職業生活における主観的幸福感に関する調査を18の国と地域で実施しています。最新の調査結果(2022年度)では、「はたらく幸せ実感」が最も高かった国はインドでした。次いで、インドネシアなど東南アジアの国々が続きます。残念ながら、日は18カ国・地域中で最も低い結果(ワースト1)です(図表1)。 では、もう一方の「はたらく不幸せ実感」はどうでしょうか。日は、3番目

    日本人の「仕事で得られる幸福感」は世界最悪…若手社員の幸福度を下げる文化に管理職は満足という絶望 幸福感1位はインド、2位インドネシア、3位フィリピン…
  • 「40代独身は賃貸への入居を断られる」中年独身女性が慌てて分譲マンションを買ったワケ 誰にも迷惑をかけずに死ぬために

    私の「緊急連絡先」は一体誰なのか 父が死んでいた真冬から、東京の自宅と実家を往復する以外ほとんど外出しない日々が続いていたけれど、春先からほんの少しずつ得意ジャンルの1つである「旅」に関する取材やリポートの仕事が入り始めた。 あるとき、旅先でSUPヨガの取材をすることになった。SUPとはスタンドアップ・パドルボード(Stand Up Paddleboard)の略称。サーフボードの上に立ち、パドルを使って海や湖などを進むアクティビティのことだ。SUPヨガはこのボードの上で行うヨガのこと。予期せぬ事態が起こる可能性もあるので、体験前に誓約書へのサインや、緊急連絡先の記入などが求められる。 この誓約書の記入の際に手が止まってしまったのだ。私に何かが起こったとき、知らせれば駆けつけてくれる人はもはや誰もいない。施設に入っている母の部屋には携帯電話がおいてあるが、母は既に電話を受けることもかけること

    「40代独身は賃貸への入居を断られる」中年独身女性が慌てて分譲マンションを買ったワケ 誰にも迷惑をかけずに死ぬために
  • 「コンサルあまり」の時代が始まった…マッキンゼー、アクセンチュアが大規模リストラに追い込まれた理由 IT企業向けのサービス需要が行き詰まっている

    リーマンショック後、世界の有力コンサルティング企業は、新しい事業の育成、その運営体制の企画、設計などに関する業務をIT先端企業などから受託してきた。そうすることで企業は迅速に、必要な業務運営の体制を整備できた。コロナ禍の発生によって、世界経済のデジタル化は一時的に急加速した。その結果、IT先端分野などで新しい業務運営の確立に必要なコンサルティング・サービスへの需要も押し上げられた。 しかし、競争の激化、世界的なインフレ進行、ウィズコロナへの移行、さらには世界的な金利上昇などを背景に、IT関連企業の成長期待は急速にしぼんでいる。すでに、米メタ(旧フェイスブック)などで、コンサル出身の経営幹部が要職を退いた。IT業界でのリストラは加速している。その成長を取り込んだコンサル業界などにもより強いリストラ圧力がのしかかろうとしている。 過剰投資、過剰採用を抱えたIT企業の退潮 足許、米国を中心に急速

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  • 『思考の整理学』著者93歳の知的な老い方 外山滋比古さんに聞く

    1986年刊行の『思考の整理学』(ちくま文庫)が去年、ついに200万部を突破しました。著者の外山滋比古さんは、現在93歳。今も、執筆や講演など、日々精力的に活動をされており、今年2月には新著『知的な老い方』(だいわ文庫)を刊行。こちらも6万部を超えるヒットとなっています。なぜいくつになっても元気に思考ができるのか? その秘訣を聞きました。 ――「超長寿時代」と言われる現代にあって、壮年期を越えてどのように生きるべきかは、大きな関心事です。外山さんは、93歳になられた現在も精力的に執筆や講演をされています。それが可能な理由として、『知的な老い方』では「晩学への挑戦」「ウォーキング」「株式投資」「コミュニティを自分で作って率いる」といった実践を紹介されています。美しく知的に老いるために、とりわけ重要な取り組みとはなんでしょうか? 自分とは違う仕事をしている人と話すことです。会社員をしていると、

    『思考の整理学』著者93歳の知的な老い方 外山滋比古さんに聞く
  • 自分の人生は無意味だったのではないか…「40代で人生を諦めてしまう人」が抱く不安の中身 我慢して生きるほど人生は長くない

    40代で「幸福な人生を諦める人」が増えるワケ あなたは、「ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存じでしょうか。 これは、30代後半から50代にかけての中年期に訪れる深刻な精神的危機のことで、男女を問わず、約80%の人が経験するといわれています。 たとえば、「競争に勝ち、いい学校、いい会社に入って出世すること」「働いて少しでも多くのお金を稼ぎ、いい暮らしをすること」「会社や社会に求められる人材になり、ときには自分の時間や生活を犠牲にしても、会社の利益に貢献すること」などを「正しい」「幸せ」と信じて生きてきた人が、人生の後半にさしかかったとき、それまでの生き方に疑問を持ったり、価値がないと感じたりすることがあります。 同時に、「自分らしい生き方をしたい」という気持ちが高まり、「今、自分がやっていることは、自分が当に求めていることなのか」「もっと良い生き方があるのではないか」と、自分の人生

    自分の人生は無意味だったのではないか…「40代で人生を諦めてしまう人」が抱く不安の中身 我慢して生きるほど人生は長くない
  • 全国初の「17歳の大学生」になったが…早熟だった「物理の天才」が、いまトレーラー運転手として働くワケ 「世の中にはプロを目指してもなれない人はいる」

    千葉大学が全国で初めて導入した「飛び入学制度」 1998年1月、佐藤和俊さんの人生は、一変した。 「飛び入学 3人合格」 当時、高校2年生だった佐藤さんには、新聞の見出しが面はゆかった。 「科学技術の最先端を切り開く人材を育てたい」と、千葉大学が全国で初めて導入した飛び入学制度。「高校に2年以上在籍した特に優れた資質を持つ17歳以上の生徒」に大学の入学資格を認めるもので、中央教育審議会がこの前年6月に制度化を答申していた。 合格者3人のうちの1人に選ばれた佐藤さんは、17歳の春、「大好きな物理の勉強に没頭できる」と意気揚々と大学の門をくぐった。 あれから22年。佐藤さんは今、大型トレーラーの運転手となって、夜明けの街を疾走している。 普通の入試では、千葉大に合格できそうにない あれは高校2年の、夏の朝のこと。私立成田高校(千葉県)の担任教師が、「千葉大学が『飛び入学』を始めるそうだ。誰か挑

    全国初の「17歳の大学生」になったが…早熟だった「物理の天才」が、いまトレーラー運転手として働くワケ 「世の中にはプロを目指してもなれない人はいる」
  • 「結婚どころか友達もできない」年収300万円未満の男性を孤独に追い込む"決定的要因" 結婚相談所で女性と出会う機会すら奪われている

    全体的には、未婚および離別・死別などの独身のほうが孤独を感じやすく、女性より男性のほうが孤独を感じやすい。さらに、年齢的には、30~50代の中年層が孤独を感じやすいという傾向が見てとれます。もっとも孤独を感じやすいのは、男性では50代で配偶者と死別した層、女性では30代で離婚した層でした。 孤独を感じることと「それを苦痛に感じる」ことは別問題 しかし、単純にこれだけを見て、「やっぱり結婚したほうが孤独じゃないんだな」と結論づけてはいけません。そもそも「孤独が問題だ」と大声で騒ぐわりに、性別や年齢、配偶状況にかかわらず「孤独を感じる」という割合は過半数にも達していないわけです。高齢者の孤独という話題もありましたが、これを見る限り、むしろ高齢になるほど孤独感は感じない傾向もあります。ある意味、現役世代で人との交流機会が多いはずの年代のほうが孤独感は高いということになります。 そして、忘れてはい

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  • "50代サラリーマン無理ゲー社会"で「困ったおじさん」になる人とならない人の決定的違い 「やりたいことをやる」幻想にハマる中高年の末路

    役職定年の年上部下を「困ったおじさん」にしないため、どうすればいいのか。健康社会学者の河合薫さんは「これまで生きてきた企業社会を絶対視してはいけない。『戦力外扱いになった』と腐るのではなく、一個人としての生き方や周囲との関係性を見直すチャンスにしてほしい」という──。(第5回/全7回)

    "50代サラリーマン無理ゲー社会"で「困ったおじさん」になる人とならない人の決定的違い 「やりたいことをやる」幻想にハマる中高年の末路
  • 「誰も話せる相手がいない」日本の既婚男性が次々と発症する"見えない病"の正体 友達ゼロ、趣味ゼロで1人ぼっちに

    退職した瞬間に、ぱったり交流が途絶える「友達」 よく高齢者向けに「ソロ社会」をテーマとした講演会を実施した際、特に男性の高齢者からこんな質問を多くいただきます。 「会社を辞めてから友達がいなくなった。どうすればいいか?」 この質問は、まず、前提の認識が違っていると思います。「友達がいなくなった」というのは、元は「友達がいた」という前提です。しかし、こうした質問をされる方は大抵「そもそも友達なんて元からいなかったのに、それに気づいていない」場合が多いのです。 彼らのいう友達とは、あくまで会社の同僚や上司・部下という「自分の周りにいた人」の事を指していて、決して友達ではありません。もちろん、会社の中で友達をもつ人もいるでしょう。頻繁に飲みに行ったり、休日にゴルフに行ったり、場合によっては、家族ぐるみで海水浴や旅行に行く間柄かもしれません。しかし、そのほとんどが会社を退職した瞬間に、ぱったり交流

    「誰も話せる相手がいない」日本の既婚男性が次々と発症する"見えない病"の正体 友達ゼロ、趣味ゼロで1人ぼっちに
  • 「朝昼晩3回の歯磨きでは不十分」仕事のデキる人がやっている3つの口腔ケア オーラル先進国スウェーデンに学ぶ

    歯磨きだけでは、口の中は十分にキレイにはならない。DeNAの健康経営を主導するCHO(チーフ・ヘルス・オフィサー)室長代理の平井孝幸氏は「口内環境をベストにするには、歯ブラシ・歯磨き粉以外に3つのアイテムを使うといい」という――。 “虫歯で2週間絶不調に”口腔ケアは仕事の成果に直結する 口内環境が良い状態に保てないと、仕事に悪影響を及ぼします。歯科医への通院時間もかかりますし、費用もかかる。もちろんメンタル面で痛みへのストレス、不安、治療への恐怖といったものもあります。口内環境と仕事のパフォーマンスには、密接な関係があるのです。 どうしてここまで力説するのかと言うと、私自身が身をもってそのことを知っているからです。もともと歯磨きなど最低限のケアはしていましたが、斜めに生えていた親知らずが虫歯になってしまい、抜かなければならなくなってしまいました。やっかいな場所にあったために、大学病院で抜く

    「朝昼晩3回の歯磨きでは不十分」仕事のデキる人がやっている3つの口腔ケア オーラル先進国スウェーデンに学ぶ
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