以前、3日に一回程のペースでブログを書いていた時期があった。 当時は慣れない土地で一人暮らしを始めた時期で、その時に書いていたのは自分のなかのドロドロしたものや、自分の中で処理しきれない葛藤を書いていた。 ドロドロしたものや葛藤と書いたが、要は自分の置かれた境遇に対して一方的に被害者面をしながらひたすら周囲への恨みつらみを書いていた。 今思い返すとその時の自分は、自分の身の周りを取り囲む環境や、さらにその周りを取り囲んでいる社会というものを、何か得体の知れない怪物のようなものだ、というイメージで捉えていた。 そしてブログに文章を書くことで、その怪物とどうにか闘っていくのだ、と当時の自分は考えていた。 その後所属する組織が変わることで、社会から隔離されたような不安定な身分から、それなりに安定した社会的身分を得ることが出来て、プライベートの人間関係でも新たな要素が加わったりするなど、公私ともに