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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (13)

  • 変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記

    政治系ブログを読んでいて、首をひねることが多い。なんでかねえ。 政治系であるからして、「自分の考えを広めたい」「支持者を増やしたい」という野望に満ちている世界だけれど、「当に増やす気があるのか?」と疑問に思うときがある。というのも狭いフィールドにしか通用しない「一元さんお断り。会員制オンリー」みたいな気持ちの悪い造語がやたらと多いのだ。来なら広く支持者を獲得しなければなければならないジャンルだというのに。 なにしろ政治系であるから当然もめる。議論になる。議論にすらならなくて罵詈雑言が飛び交う世界(もっぱらそれが主流か)でもあるから、レッテル貼りや揶揄や中傷の道具として造語が日々生産されている。なかには出来がよくて感心させられることもあるが、まあたいていは気持ち悪い。 たとえばどんなに説得力のあるエントリに出会っても「マスゴミ」という無神経な造語をやすやすと使う文章を信用しない。もともと

    変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記
  • 深町秋生の序二段日記

    この恐慌下で一層歯止めがきかなくなるのは「若者離れ」であろう。うむ。 いやなんの話かといえばあれだ。これまでだって「若者の○○離れ」はうんざりするほど経済誌や新聞でも伝えられてきた。車、家庭用ゲーム機、ブランド品。活字。外。その他いろいろ。 しかし若者の悲惨な窮状や、シビアな金銭感覚を考えれば、高価な奢侈品や豪快なエンジン音を轟かせるスポーツカーになんか金をださなくなるのは当然だろうが、今回話したいのは「若者が商品から離れる」のではなくて、その逆である。「商品が若者から離れる」時代が格的に到来しそうだなあと思ったのだった。もう昔からそういう傾向が続いていたとは思うけれど、けっこうあからさまにそれが表れる時代になるのではないかと。 先日、なにかの雑誌で、「コンビニ第三の雄 ファミマの躍進」というような記事を読んだ。正確な見出しは忘れたが。とにかくまあそれで社長のインタビューなんかが載って

  • 深町秋生の序二段日記

    それにしても文章のうまい人だなあとつくづく思う。 映画の感想を独特の視点でアップしつづける人気ブロガー、空中キャンプさんである。 http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20080318(空中キャンプ お母さんと子ども) このエントリなどがとくにうまいと思った。好きかといわれると困る。(空中キャンプさんが「おくさん、わたしにどうかお任せください。こらガキ! 親の気持ちも考えねえでつべこべ言いやがって。とっとと水につかれ!」といい、ドボーン! おらおら! ボカボカ! と、「スパルタの海」における伊東四朗ようなヨットスクール的展開になっていれば一生ついていこうと思ったのだけれど) それでも情景のみずみずしさやディテールの豊かさ。「このオチはどうなるんだろう」という読み手をひきつける構成のうまさに目を見張ってしまった。 だがもっとも特徴的なのはひらがなの使い方だ。どのブログ

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080303-00000960-san-ent(「品川庄司」の品川、人気ブログの4つのルール明かす) ワスはこのニュースを読んで、落涙したねえ……。 人気ブログの秘訣は、悪口や愚痴を書かないこと。お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐が3日更新のブログで、自身がブログを書くときのポイントを公開。読者に内容を褒めてもらうために必要な「自分で決めた4つのルール」が存在することを明らかにした。 4つのルールとは、「誰の悪口も書かない」「愚痴を書かない」「楽しかった出来事を書く」「人の好きな部分を書く」というもの。いたってシンプルな決め事ではあるが、芸能人ブログにありがちな“炎上”を回避するとともに、読者に好かれる文章を生み出すコツがたくさん詰まっている。 「インターネットって、悪口とか、愚痴とか、なんかドロドロしたもんが渦巻いてて

  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2

  • 深町秋生の序二段日記

    橋下弁護士の立候補で慄然としたのは、やしきたかじんや島田シンスケに電話でおうかがいを立てたという件だった。彼らに「やれ」といわれたから出馬を決めたらしい。 なんだろう。他の世界だったら袋叩きに遭う話ではないか。「や、出ないつもりでしたけど、医師会の理事長が出ろというものですから」とか「労組の書記長が出馬を許してくれましたから。最初は出るつもりはなかったんですけど」なんて会見する馬鹿がどこにいるというのだ。 しかしまあタレント議員にはうんざりだ。しかしネットやメディアで「なぜ自公はタレント候補を立てるのか!」なんて怒りの意見を見かけるが、それはちょっと違うと思う。自公だからタレント候補を立てるのだ。 自民党はあらゆる大組織とつるんで生きてきた歴史がある。郵政、金融、土建、農業、漁業、医者、製薬会社、防衛、パチンコ警察、暴力団。つるめなかったのは労組とインテリぐらいだろう。しかし小泉安倍のネオ

    深町秋生の序二段日記
  • 若い人たちへの年賀状(を勝手に改訂) - 深町秋生の新人日記

    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/34073/ 今さらあの品格爺様をけなしたところで、肥溜めに向かって「てめえはクソだ」となじるくらい意味がないと思ってスルーしていたけれど、やっぱりこういうせんずり文章を見るとムカムカしてしょうがないので内容を勝手にいじってみた。ふざけやがって。いつかきっと、でかいと勘違いしているてめえのナニを切り取って口に突っ込んで黙らせてやる。 若い人たちへのの年賀状(勝手に改訂) ■人類が誇れる文化を生んだ日 ≪してはいけないこと≫ 新年おめでとうございます。君にとって、日そして世界にとって、今年が昨年より少しでもよい年になるように祈っております。といっても、少しでもよい年にするのは実は大変なことです。 君の生まれたころに比べ、わが国の治安は比較にならないほど悪くなっているとよく言われますが、

  • 深町秋生の序二段日記

    来月になれば年間ブログ大賞なんかがきっとあるんだろう。あとアルファブロガーがどうのこうのとか。 先回りして、今年見つけて感動したブログを紹介してお祝いしたいと思う。 あと、あくまで個人的なので、もう超有名ブログなども混じっている。よって新鮮味はないかも。 映画部門。 http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20071128(まどぎわ通信 映画「沈黙の報復」) 映画ブログ界の衣笠と評すべきか。もう映画ブログ界の鉄人である。洋邦問わず、とにかくひたすら見る。そして辛口だが冷静な目でひたすら映画評をアップし続けるその姿勢は当にすごい。さらに「金をもらっても嫌だな。見たくないな」という作品が主に邦画方面に多くあるのだけれど、まどぎわさんはお構いなしに見る。話題の「恋空」だろうと、あとC級セガールアクションであろうとちゃんと銀座まで赴いて見る。この「ものう人々」の辺見庸を

  • 深町秋生の序二段日記

    たくさんの人があの事件のお父さんを、「気の毒な被害者の方」という目では見ていないようだ。正直に告白すれば私もだ。 そもそも事件自体も不明な点がたくさんあるので、何一つ断定的なことなど言えるはずもないが、どういうわけか数段階を吹っ飛ばして金田一君ばりの推理を展開しているブログもあちこちにある。そしてこういう騒動も起きた。 http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20071121-286130.html(星野奈津子が不適切発言で活動停止処分) 「『絶対にあれは○○の仕業!』という話題で持ちきり」などと書いてしまったらしい。この星野嬢(誰だか知らんが)のうかつさは相当なものだが、あまり責めることができない。なぜならメディアが言ってるのだもの。「あいつは被害者以上の何かさ」と。なんの犯罪なのかもわからないというのに。 犯罪というものは概

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    年金には深い深い絶望を覚える。 なんてのはまあありきたりな意見だが、政府の対応とも、「国民は、国民は」と糾弾するメディアともはっきりとしたズレを感じる。「膿を出せ、キチっとしろ、改革しろ」という怒りすらない。もっと暗い絶望である。 20代の50%が国民年金を払ってないらしい。さもありなん。できうることならば私も払いたくはない。老後など知らん。 ……と言うといかにも若者的な刹那主義者の主張のように思えるが、現実に日的経営というやつが崩れ、成果主義だの一年ごとの契約だのと、5年先の未来さえまったく見えてこないというのに、老後のことなど考えられるはずもない。35歳以下の人間は「どうせもらえない」という考えが浸透しているように思える。「きちんと納めていれば、安心して国が年金をくれる」と考えているやつはまあいない。 そもそも国民年金の場合65歳でなんかもらえない。70歳でもらえれば奇跡と呼べるだろ

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  • 「ない」づくしの時代 - 深町秋生の序二段日記

    うなぎやまぐろが手に入らない。調査捕鯨もダメ出しされた。大豆やとうもろこしはバイオエネルギーに奪われて高騰している。原油も高騰。金属も高騰。マンホールのふたやガードレールがなくなった。そういえば年金もない。 というわけで「ない」「ない」づくしの世の中である。こんなに「ない」と言われる時代も珍しい。もっといえば正社員の椅子もないし、老人たちは「モラルがない」という。そういや安全もないらしい。(あるのはガスと看板と偽装肉)健康もない。あと希望の抱けない時代だと村上龍氏がよく言っていたものだ。 とはいえ戦後まもなくや昭和三十年のような絶対的な貧困とは違って、まあテーマパークや巨大ショッピングセンターなんか土日になれば、けっきょくどこもめちゃ混みするくらいだから当に「ない」かといわれれば微妙だが、社会を覆う「欠乏感」や「貧乏感」はかなりすごいものがある。戦後最大級かもしれない。 この間も取り上げ

    「ない」づくしの時代 - 深町秋生の序二段日記
  • 嫌だ力(いやだりょく) - 深町秋生の序二段日記

    鈍感力や老人力に便乗して、私も一つ提案。 人間には「嫌だ力」というのがある。 この間の日曜日に私もこのパワーを全力で発揮してしまった。小説をがんがん書かなければならないというのに、どういうわけかマンガ10冊(「エマ」と「へうげもの」がことのほか面白かった)と2冊(溝口敦の「肉の帝王」はすごい)と映画見てしまった。暇なときにだって、こんなに熱心に読みふけったりしないというのに。なぜか時間もないはずのやばい時期に限って、あさっての方向にパワーを発揮してしまう。そういえば三ヶ月前もゾンビゲーム「デッドライジング」でゾンビを五万人殺していた。半日潰れた。 まあ多かれ少なかれ、誰しも覚えがあるのではないだろうか。私は特にこの「嫌だ力」の有力オーナーで、高校のときは受験勉強しなきゃならないというのに、地元ではちょっとした有名人になるほど「スト2」の腕がめきめき上達していた。あと英単語はさっぱり

  • 深町秋生の序二段日記

    http://anond.hatelabo.jp/20070129005154 (あるある大辞典問題で、「信じていた奴がバカだ」という奴がバカだ) 釈然としない。今日はメディアについて。 こちらを読んだら、どうにも腑に落ちないなあという気分になった。しっくりこない。奥歯にニラが挟まってるようなスカッとしない感覚。なぜだろうと考えていた。ブクマコメントで「普通すぎてつまらない意見」と述べている人(単著あり)がいたが、私はもっと根深い違和感を感じていた。 正論なのかも、ちょっとわからない。メディアは嘘をつくべきではないらしい。それはそうだ。私もメディアに対しては怒ってる。納豆ダイエットについても「くだらねえ与太ふりまきやがって」というエントリはすでに書いた。しかしこのエントリに対しても嫌悪感を覚えてしまった。特にこのあたり。 そのテレビが、有害な情報や嘘、役に立たない情報を流していると思ったら

    深町秋生の序二段日記
    katsumushi
    katsumushi 2007/02/14
    いいフィルター作らなきゃ、大変だ
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