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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (26)

  • ケータイが地球を救う

    2007年に話題となり、2008年も続けて話題となるであろうものの1つが「環境問題」でしょう。残念ながら環境問題ではあまり明るい話題を聞かないのですが、ノキアがこんなコンセプトを発表しています: ■ Nokia - Eco Sensor Concept ノキアの「エコセンサー・コンセプト」。携帯電話に環境測定が可能なセンサーを内蔵し、データを集めることで環境問題の把握・改善に役立てようというアイデアです。まだ個々の仕組みができあがりつつある段階で、具体的なサービスといった形にはなっていないのですが、興味を引かれるコンセプトです。 例えば「環境モニタリング」として、こんな機能が提案されています: 大気成分モニター(一酸化炭素やオゾンなど、特定の成分を検出する) 紫外線センサー 環境に関連する災害の警報システム 確かにこういった機能は、常に身につけているケータイならではの価値ですね。また気温を

    ケータイが地球を救う
  • リアリティ・マイニング

    Technology Review に面白い記事があったので、ちょっとご紹介。キーワードは「Reality Mining (リアリティ・マイニング、「現実解析」)」: ■ What Your Phone Knows About You (Technology Review) MIT の Sandy Pentland 教授が行った実験について。その内容は、「MIT の学生100人に携帯電話を渡し、蓄積されたデータからソーシャル・ネットワークを割り出す」というもの。学生に渡された携帯電話には特別なソフトが仕込んであって、電話のやりとりや実際の近さ(Bluetooth で測定)などが計れるようになっていたとのこと。これならば通常の SNS のように「自己申告制」ではなく、より現実に即した交友関係が分析できるということで、「データマイニング」ならぬ「リアリティマイニング」という言葉が使われているわ

  • 交流を生むのなんて簡単だ。

    (現在の Polar Bear 市の様子。おかげさまで人口&税収共に伸びています。) 性懲りもなく MyMiniCity ネタ。いや、なぜかいろいろと考えが浮かぶのです、この画面見てると…… 「スパムだ」「他人の町を見て何が面白い」等々の批判意見(※誤解のないように言っておけば、そうした意見は当然だと思います)はありますが、「URLを踏んでもらう」というだけでここまで人々の交流を引き起こした MyMiniCity、やっぱりすごいのではないでしょうか。こういうことを書くと怒られてしまいそうですが、「Twitter で follow/被 follow してるけど、実生活ではほとんど交流のない方々」と MyMiniCity ネタで盛り上がれたというのは、個人的にすごく楽しい体験でした(寂しい奴なのか……?)。 そこでふと感じたのですが、ブログやミニブログ、SNSやはてはSBMのコメント機能などを

    交流を生むのなんて簡単だ。
  • 2008年にブレイクするコンテンツ=学校の授業?

    突然ですが、「iTunes U」で配信されている授業のなかで、最もダウンロードされているもの何だかご存じでしょうか。当然日々変化しますが、New York Times の記事によれば、その中の1つが MIT の Walter Lewin という教授による物理の授業なのだそうです: ■ At 71, Physics Professor Is a Web Star (New York Times) 何と御年71歳。もともと MIT でカルト的な人気を誇っていた先生だったそうなのですが、OCW (OpenCourseWare、学校で行われている授業をオンラインで無料配信する試み)を通じて学外にもファンができ、例えば “Through your inspiring video lectures i have managed to see just how BEAUTIFUL Physics is,

  • 「Twitter 限界論」

    この記事を読んで、ちょっと「Twitter 限界論」なんて言葉を想像してみたり: ■ Some Conversations have shifted to Twitter (Web Strategy by Jeremiah) 米国の調査会社、Forrester Research のアナリスト、Jeremiah Owyang さんのブログ。タイトル(「(ネット上での)会話の一部が、Twitter 上に移行した」という意味)の通り、「Twitter すごいよ!」という内容なのですが、どう凄いかというと: Twitter 経由で自分のブログにやってくる人が多い。今や最大のリファラーの1つ。 アーリーアダプターと、彼らを追いかけようとする人々でいっぱいになっている。 当に面白い会話が繰り広げられている。例えば: 最新のニュースが、ブログに書かれる前に Twitter 上に書き込まれたり、 ブログ

  • Google、グラフ作成機能"Google Chart API"をリリース

    Goolge がグラフ作成用の API、"Google Chart API"をリリースしたとのこと。URL にパラメータを与えてやれば、簡単にグラフ画像を作成することができます: ■ Google Releases Chart Image Generator (Google Blogoscoped) 公式ページはこちら: ■ Developer's Guide - Google Chart API 作成できるグラフの種類は、線グラフ・棒グラフ・円グラフ・散布図・ベン図の5種類。下は実際に試してみたサンプルです。入力されたパラメータに応じて、PNG形式の画像を作成してくれます: 上の画像のURLは以下の通り(途中で改行しています!): http://chart.apis.google.com/chart? cht=p3 &chd=t:10,20,40,30 &chs=400x200 &chl

  • 分散したコトバは議論を生むか

    昨日のエントリ“「TwitterBlog」論”の続きで。 このエントリに対して、「はてブ」で様々なコメントをいただきました: ■ はてなブックマーク - POLAR BEAR BLOG: 「TwitterBlog」論 まさに「ブログは死にゆく技術か? 」(スラッシュドット ジャパン)の中で指摘されていたような状況なわけですが、その中で気になるコメントがありました: その分、ブログにはまとまった濃い情報が蓄積されるのか、CGMが分散・閉鎖傾向にあって拾いきれなくなるのか。 気になるところ。 (ID: Pandasista) CGMの分散傾向。確かに「様々なCGM系ツール(ブログ、SNS、ミニブログ、SBM等)にコメントが拡散して、議論を追うのが難しくなる」という状況が起きてくるのかもしれません。 ブログ上の情報はよく「ストックではなくフロー」などと言われますが、フローだとしても情

  • 自分だけのアルファブックマーカー

    先日のAMNブログイベント「ブログと広告」に出席した際、音楽配信メモの津田大介さんが「最近はソーシャルブックマークがあるので、ブログを書き始めたばかりの人でも、面白いエントリを書けば注目を集めることができる」というようなことを仰っていました。基的にはそれに賛成で、このブログでもソーシャルブックマーク経由でアクセスが集まるということがよくあります。 しかし一方で、多くの方々が指摘されるところですが、いまのソーシャルブックマーク/ソーシャルニュースサイトが拾ってくるのは「万人にとって面白い」記事でしかないということも感じます。万人にウケるというか、「はてブコミュニティ」などのように、個々のサービスを利用するユーザー層にウケる記事。多くのユーザーに支持されたものが注目記事として浮き上がる仕組みなのですから、最大公約数的な内容が集まるのは当然と言えば当然です。 とりあえず「注目記事」を見ていれば

    自分だけのアルファブックマーカー
  • マイクロソフトが Gmail をデザインしたら?

    最近リニューアルされて、ますます爽快に動くようになった Gmail。これを Google ではなく、Microsoft が作っていたらどうなっていたのか?というネタ: ■ What If Gmail Had Been Designed by Microsoft? (Google Blogoscoped) 単純にネタとして面白いのですが、両社のデザインに対する姿勢の違いをよく示していて参考になるかも。 まずこちらが普通の Gmail の画面。皆さんお馴染みかと思いますが、念のため: 機能満載ながらも、シンプルなデザインになっていますよね。これにどんどん「マイクロソフト色」を追加していくわけですが、どんな特徴を加えるかというと: サービス名は長く(ここでは仮に"Windows Live Mail") Windows アイコンを追加 メール文のプレビュー画面を追加 ヘルプテキストは長く メール

    マイクロソフトが Gmail をデザインしたら?
  • 「交流しないコミュニケーション」の心地よさ

    たまたまですが、2日続けて「プロフ」に関する記事を目にしました: ■ 【気になるトレンド用語】女子中高生に人気の"プロフ"その光と闇 (livedoor ニュース) ■ 「プロフ」はもうかるビジネスか 流行った理由は「誰も分からない」 (ITmedia News) 特に ITmedia の記事の方は、タイトルのインパクトもあって話題になっているようですね。僕もその存在と、流行中であるということだけは知っていたのですが、個人的に試してみたことはありませんでした。で、「書きたければ参加してから書こう」の精神のもと、自分でも「前略プロフィール」に参加した上で感じたことを。 ITmedia の記事で最初に「面白いな」と思ったのは以下の部分: SNSと違い、「足あと」など個人間をつなぐような仕組みは何もない。会員同士がサイト内を検索し、見つけた相手の掲示板に書き込みでもしなければ、互いのやりとりは発

  • 10分話せば記憶力UP

    これまた俄かには信じられない話ですが……いちおう免責を書いておくと、Personality and Social Psychology Bulletin の2008年2月号で発表される研究結果だそうです: ■ Ten Minutes Of Talking Improves Memory And Test Performance (ScienceDaily) 「10分の会話が、記憶力とテスト結果を上げる」というタイトルの記事。University of Michigan の研究者らによると、「調査の結果、他人と交流することは伝統的な『頭の体操』法と同じぐらい、記憶力と知的能力を向上させることが明らかになった」そうです。 彼らの研究では、2つの実験が行われています。最初の実験は、米国全土の24歳から96歳までの人々3,610人に対する調査とテスト。被験者にはまず、「1週間の中で友人や隣人とどの

  • 広告で街をきれいにする、というアイデア

    イギリスで、「環境にやさしいストリートアート広告」とでも呼ぶべき広告手法が始まっているそうです: ■ Ads that clean streets (Springwise) 紹介されているのは Street Advertising Services という会社。「ストリートアドバタイジング」という名前から連想されるように、街中にある壁や道路に広告を描いてくれる、というサービスです。とここまではこれまでもあった話なのですが、ユニークなのはその手法。壁や道路の汚い部分をキャンバスに見立て、スチームクリーナーで「描く」――つまり汚れをデザインに沿って消し去り、残った部分が広告に見えるという仕組み。使うのは水と蒸気だけなので、これ以上に環境にやさしい広告はない、と唄っています。 ちなみに以下は広告の一例。汚れを消しただけなのに、けっこうクッキリ見えるものですね: しかし壁は私有物だからいいとして、

    広告で街をきれいにする、というアイデア
  • Google Maps 型ホームページ

    うーん、このタイトルだけじゃ何のことやらという感じですね。とりあえず、百聞は一見にしかずということで、実物をどうぞ: ■ James & Joe アクセスすると、上のスクリーンショットのような画面が表示されるはずです。けどどこか見慣れたデザイン。左上のカーソルとスライダー、そしてピンのアイコンにタブ付きの吹き出し……そう、Google Maps にそっくりです。そして左下には"Powered by Google"の文字が。 実はこれ、Leeds University の James & Joe というチームが開設したホームページのこと(via 30gms)。自分たちの作品を自由に拡大・縮小して見てもらうために、Google Maps の技術を活用した、とのことです。画面最上部のプルダウンメニューに"Projects"というセクションがあると思いますが、このセクション内のページは全て Goo

    Google Maps 型ホームページ
  • 毎日新聞社の新しいサイト「毎日jp」 発表会に参加しました。

    ※「毎日jp」を、誤って「毎日.jp」と表記していました。「.」が入らない方が正解ですので、訂正してお詫びいたします。 10月1日から、毎日新聞社の新しいサイト「毎日jp」(http://mainichi.jp/)がオープンします。今日はその発表会に参加してきました。 会場はまさしく「記者会見」という雰囲気で、記者の方々が大勢詰めかけています。毎日.jpでコラムを執筆されるということで、女優の黒谷友香さんも会場にいらっしゃいました。「質問の内容は発表に関係のあるものに限らせていただきます!」ってセリフ、生で聞いた……。 内容は関係者の方々による挨拶とプレゼンテーション。残念ながら、「具体的にどんなところが新しくなるの?」という説明はごく一部。僕としては、サイトを実際に操作しながら「ココはこうでこうで……」といった説明があることを期待していたのですが、新聞社の記者会見というのはこんなものなの

    毎日新聞社の新しいサイト「毎日jp」 発表会に参加しました。
  • タッチパネルで動かしてみたい、oSkope

    最近、オルタナブログで中さんが「背表紙が見える書籍のネット検索」を紹介されていましたが、「書店でを選ぶ感覚で使える検索インターフェース」という意味ではこちらも同様かもしれません: ■ oSkope visual search information aesthetics で紹介されていたサービス。APIが公開されているサイト(現在 Amazon、eBay、flickr、YouTube の4つ)と連動して、そのサイト内のコンテンツ(書籍、画像など)を検索した結果をビジュアルに表示してくれるというもの。最近この手のサービスをよく目にしますが、oSkope が面白いのは「サムネイルを自由に動かせる」という点。例えば以下は、Amazon の書籍を"Polar Bear"というキーワードで検索した結果: ヒットした書籍の表紙が、このようにアイコンとなって表示されます。そしてアイコンの上にマウスオー

    タッチパネルで動かしてみたい、oSkope
  • POLAR BEAR BLOG: レバレッジ・ブロギング ― 5つのテクニック

    最近「レバレッジ」という言葉を使った書籍・雑誌記事を目にするので、便乗してタイトルに使ってみました。レバレッジを利かせ、短時間でブログを書く方法「レバレッジ・ブロギング」なんてどうでしょうか: (1) 箇条書きで書く まさにこのエントリです(笑)。箇条書きだと文章の構成で悩む必要がなくなるので、時間が省略できます。また「早起きするための8つの方法」「定時で帰れない7つの理由」など、「~つの方法」「~つの理由」記事はアクセスアップにも効果的、なことはよく知られていますよね。 (2) 1つのトピックに絞る 「新型 iPod 登場!」のニュースについて書き出したら、ついつい Apple の戦略、Sony へのインパクトなどなど、関連テーマに進んでしまった……などということが起きがちです。グッとこらえて、最初のトピックだけに絞りましょう。時間も節約されるし、そもそもブログでは長い記事は敬遠されがち

  • 相談できる辞書

    理由はともかくとして、先日なぜかフランス語の翻訳をすることに。あいにく手元に辞書がなく、オンラインの仏和辞典でも目ぼしいのが見つからなかったので、海外のこんなサイトを利用してみました: ■ WordReference.com フランス語、スペイン語、イタリア語の単語を英単語に翻訳、もしくはその逆をしてくれるサイト。スペイン語の単語は12万語、フランス語とイタリア語はそれぞれ20万語のデータが用意されているそうです。まぁ辞書サイトなら普通なのですが、面白いのはフォーラムが用意されていて、辞書をひいても分からなかった疑問を質問できるようになっている点。さらにフォーラムで質問された内容は辞書機能とリンクしていて、検索結果に続けて表示されます。例えばこんな感じ: "n'est que"という表現が分からなかったので、このフレーズで検索してみたのが上のスクリーンショット。上部にあるのが辞書のデータな

    相談できる辞書
  • ユーザーを追うか、理想を追うか

    先日、立て続けに2つの新しいサービスを目にする機会がありました。どちらも同程度(だと思う)の規模のベンチャー企業(仮にA社・B社とします)が作ったサービスで、どちらも最近の時流に乗ったもの。ただし内容は全く異なるので、比較してはいけないとは思ったのですが、両社のスタンスの違いに目が向いてしまいました。 端的に言ってしまえば、両社の違いは「方向性」。A社はユーザーというか、そのサービスを使ってくれる(であろう)人々の方を向いていて、B社は自分の理想とする世界の方を向いているといった感じ。人たちは「そんなことはない」と言われるかもしれませんが、明らかに別の方向を向いて開発を進めているように感じました。 ユーザーに配慮するか、理想に向けて邁進するか。どちらかが正しいということはありません。現状を肯定するだけでは画期的なサービスは生まれない(従っていま有力なプレーヤーには勝てない)し、理想だけで

  • POLAR BEAR BLOG: 個人的意見を「世論」にする法

    例えば「日立の製品は安くて質が良い」と書いても誰も信じてくれないわけですが、そんな「個人的意見」でも繰り返し言い続けると…… ■ People Often Think An Opinion Heard Repeatedly From The Same Person Is Actually A Popular Opinion (ScienceDaily) 「同じ人から何度も同じ意見を聞かされると、それがポピュラーな意見だと信じてしまう」とのこと。"Journal of Personality and Social Psychology"の最新号に掲載されている研究結果だそうですが、どんな内容かというと: ハーバード大学など6大学1,044人の学生を対象に行われた実験が行われた。 学生は「3人から意見を聞かされるグループ」「1人から意見を聞かされるグループ」「(1人から)繰り返し意見を聞かされ

  • 「情報はタダであるべき」なのか

    最近『iPhone 衝撃のビジネスモデル』と『フューチャリスト宣言』を同時に手に入れ、一緒に読んでいます。そもそも各々のが扱っているテーマは違うし、狙って一緒に買ったわけではないのですが、「WEB2.0的なもの」をどう捉えるかについて両者の違いが際立っていて面白い。まだ消化不良ですが、ちょっと思ったことがあるので生煮えエントリを。 『フューチャリスト宣言』の中に、こんな一節があります: 茂木: (中略)情報というのはもともと自らが流通したがるもの。 梅田: Information wants to be free. 茂木: そのような、情報のあるべき姿の実現を望みます。一方、もちろんインフォメーションにはパワーがあるわけで、自分だけがあるインフォメーションを持っていることは自らの権威につながる。日の学者はそれによって生きてきたわけです。ヨーロッパからいち早く知の先端を輸入する。それが自