東京・上野動物園は1日から、ジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」の観覧方法を先着順に変更した。初日は表門前をぎっしり埋める長い列ができ、朝9時半に開園すると整理券を手にした人の列がパンダ舎前に再び伸びた。 整理券の配布枚数は1日約9500枚で、抽選方式では1日2千人だった観覧人数は大幅に増える。午前9時45分~午後2時15分だった観覧時間も午後4時45分まで延長。整理券には時間帯が記載されていて、パンダ舎前に集まった観覧者は約25人ずつに分かれて入館し、1~2分ほどシャンシャンと母親のシンシンの様子を楽しんだ。 最前列に並んでいた埼玉県所沢市の大学教授天野宏司さん(48)は前夜から上野に泊まり、午前3時に門前に。「パンダはかわいいじゃないですか。抽選には延べ12回分はずれたがようやく見られる」。午前4時半から並んだ文京区の中学生、塩之入壮さん(15)も幾度も抽選に応募したがはずれた