【6月18日 AFP】フィリピン軍は17日、同国南部ミンダナオ( Mindanao )島のマラウィ( Marawi )の一部を占拠しているイスラム過激派武装勢力に空爆と砲撃で攻撃した。1か月近くに及ぶ戦闘でこれまでに軍と過激派、民間人を合わせて300人以上が死亡している。 現地のAFP記者によると、塹壕(ざんごう)から攻撃してくる戦闘員の排除に手間取る地上部隊支援のため空軍が MG520 攻撃ヘリと FA50 戦闘機で空爆し、武装勢力が占拠する地域では火災で黒煙が上った。戦闘の激しさを物語る自動小銃の発砲音も遠くから聞こえた。 一方、約1週間ぶりに公の場に姿を見せたフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ( Rodrigo Duterte )大統領(72)はイスラム過激派組織「イスラム国( IS )」の外国人戦闘員の存在がマラウィでの戦闘を困難なものにしていると語った。 マラウィの北東に位置するブ