ファン目線でのMLB改革を断固として推しすすめるセリグコミッショナー。日本球界にも強いリーダーシップを欲してしまうのはないものねだりなのだろうか。 今シーズン、MLBはこれまでにない変革を推進しており、日々の取材のなかで並々ならぬ姿勢を感じている。 まずは禁止薬物撲滅の動きだ。 MLBは今シーズンから、米国のスポーツ4大プロリーグの中でも真っ先にHGH(ヒト成長ホルモン)を調べる血液検査を導入した。 これにより、マイアミのアンチエイジング専門クリニック『バイオジェネシス』経由で薬物を不正入手した選手たちに、これまでの出場停止処分規則に縛られない厳正な処分を下したのは周知の通り。 さらにMLBでは、現行制度よりさらに厳しい罰則制度を発表する準備を着々と進めている。 映像技術の進歩で、誤審が白日の下に。 そして今度は来シーズンからのビデオ判定拡大の方針を打ち出した。 現在のビデオ判定はホームラ