F-16の供与が不可欠になってきた(写真はフレアーを投下したF-16、2019年6月6日撮影、米空軍のサイトより) ウクライナ軍の6月からの反転攻勢の進捗は、予想よりも早くない。 現在では、全般的に見て概ね膠着している。戦線によっては、わずかながら進展しているところもある。 【筆者作成図】ロシア空軍機によるウクライナ地上軍への対地攻撃戦闘イメージ 予想に比べ進展しないのは、ロシア軍の防御の障害の多さ、地形を利用した守りの固さ、損害を厭わない戦法などが理由に挙げられる。 これらに加えて、ロシア空軍が6月ウクライナ軍の反転攻勢前の5月から、空爆の重点を都市から戦場に変更したことも重大な理由である。 今回は、その空爆への変更について、ロシア軍の空爆状況、ウクライナ軍の防空、「F-16」戦闘機が供与された場合の航空戦闘と空爆推移、そして、ウクライナ軍の攻撃進展の可能性を分析し、考察する。 ■ 1.
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