群馬県は24日、東京・銀座にある県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」の営業を12月末で終了すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で来場者が大きく減り、消費者のインターネット購入志向も打撃となった。都内では兵庫県や北海道美瑛町などのアンテナショップが今年、相次いで閉店し、新潟県も来年の閉店を決めている。 山本一太知事は24日の記者会見で、利用者に感謝する一方、「安易なアンテナショップは曲がり角に来ているのかもしれない。こんなに近い首都圏に、ものすごく高額な家賃を払ってアンテナショップを作るより、県に拠点を作って戦略的に誘客をすべきだ」と述べた。