白い巨塔が真っ黒だった件 2023.09.05 公開 ポスト 「ここまで暴露してよいのだろうか。生々しい筆致に鳥肌が消えず、読んでいて背筋が凍りっぱなしだった」アルパカ内田(ブックジャーナリスト)/大塚篤司(医師) 『白い巨塔が真っ黒だった件』に、ブックジャーナリストのアルパカ内田さんこと、内田剛さんからアツいレビューが届きました。内田さんは「何に震えた」のか!? * * * 人は生きているうちに一体何度、病院に行くのだろうか。そして一体何人の医者のお世話になるのか。超高齢化社会となった今、その頻度はますます高まっており、これまで以上に、人々の暮らしと医療は切っても切り離せない関係になっている。 いまや「衣食住」よりも生活に欠かせないのは、「衣食住」よりも医療だ。まさに「医食住」の時代ともいえるほど、誰にとっても医療問題は誰にとっても実に切実なテーマなのだ。 個人的な話で恐縮である