テレビの番宣を見ているとたまにギクっとするときがある。 テレ朝がプッシュしている米倉涼子主演の「交渉人 THE MOVIE」の宣伝で、飛行機を乗っ取るテロリストが銃を発砲するカットがあるのだけれど、効果音をつけ忘れているバージョンがあり、クラッカーみたいな「ぱ」というしょっぱい音を発していた。ちょっとしたオナラのような音で乗客が「うわーっ」と叫び、例によって米倉が「くわっ」という表情していて、けっこう底の抜けた間抜けさを提供していた。 さて同じく番宣でギクっとしたのは同じくテレ朝バージョンのサラ金である。永井大主演の「サラリーマン金太郎」昔から他局でもドラマをやっているが、今になってかなり引っかかりを覚えるようになった。 「生き様」とか「命賭ける」とかそういう暑苦しさは本宮マンガのキモであって、そこは別にかまわないのだけれど、今やっている番宣には毎度違和感を覚える。悪党たちを薙ぎ払いながら