コンピュータの通信に関する書籍はそれなりに出版されていますが、携帯通信網を説明したものはなかなかありません。あったとしてもちょっと情報が古い場合が多い印象です。スマホがこんなに普及した現在でも、SIMを挿したスマホがどう通信しているのか具体的に知るには少しハードルが高いと感じます。 なぜ携帯通信の本は少ないのか 理由として考えられるのは「結局のところ携帯通信会社のためのネットワークでしかない」なのかなと思います。 携帯通信は端末の移動に対応するためにいろいろな仕組みが用意されていますが、その仕組はコアネットワークで完結しているため外部への影響はありません。そのため、コアネットワークは携帯通信会社特有のネットワークというふうに捉えられます。そうすると、端末の移動に対応できる通信網を作りたい!という人がいない限り知る必要はそもそも無いかもしれません(作りたいという人自体そんなにいなさそう...