トレンドで世界のIPO件数を追ったものであるが、アメリカ・欧州が2008年から大きく縮んだ分、最近はアジア(中国)のシェアが大きく増加した。言うまでもないが、株式公開はもう中国企業の時代になっており、グローバル監査法人のIPO部隊は中国人会計士ばかりだという。General Motorsが今夜NYSEに再上場することが決まり、調達額は200億ドル以上と米国史上最大のIPOになる模様だが、これでアメリカのIPOに回復のはずみがつくかどうか。 日本のIPO低迷は、経済用語である「逆選択」がまるで教科書のようにはっきり現れている。投資家は不祥事に懲り懲りで、新興市場に上場している企業はインチキな「レモン」ばかりの状態ではないだろうか。過去に大阪市大・翟林瑜(てきりんゆ)教授が証券アナリストジャーナル(2009年2月号)において『IPOにおける逆V字型経営業績と「幻の初期収益率」』を書かれているの
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