世界で一番高い場所に望遠鏡 東大がチリに建設2009年1月7日15時1分印刷ソーシャルブックマーク TAO計画の1メートル反射望遠鏡=東京大天文学教育研究センター提供チャナントール山=東京大天文学教育研究センター提供 東京大天文学教育研究センターは1月中旬から南米チリ北部アタカマ砂漠のチャナントール山山頂(標高5640メートル)に口径1メートルの赤外線反射望遠鏡の建設を始める。完成は3月下旬の見込み。世界でもっとも高い場所にある設置型の大型望遠鏡となる。 東京大学アタカマ天文台(TAO)計画の第1弾。赤外線は大気中の空気や水分に吸収されやすいため、約0.5気圧と空気が薄く、乾燥している同山頂に目をつけた。これまで地上からの観測は不可能とされた波長の長い赤外線(0.02〜0.03ミリ)の観測には最適で、宇宙のはてにある超遠方の銀河や惑星誕生の様子を探る。望遠鏡は、直径6メートルのドームととも