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日本史に関するkazuki2000sのブックマーク (2)

  • 「河内源氏 – 頼朝を生んだ武士本流」元木 泰雄 著

    鎌倉幕府を開いた源頼朝に至る河内源氏七代の系譜を丁寧に描いた一冊。 頼朝以降将軍三代も含め源氏の足跡には確かにロマンを感じる。歴史的にも、それこそ数百年に渡って人びとは源氏歴代にロマンチシズムとヒロイズムと憧れと権力の正当性、さらには素朴な信仰心までも仮託して、半ば神話化しつつ語り継いできた。そういう源氏に対する思い入れの強さ、存在の大きさから、頼朝以前の河内源氏の活動は鎌倉幕府草創に至る、貴族政権に対抗して武家政権樹立を目指した大きな流れとして解釈されがちだったが、中世史研究が進むにつれてそのような従来の源氏評価は大きく変わってきた。武士と貴族は対立する存在ではなく、武士は王権の下に結集し、武士と貴族とがともに支配者として民衆の上に立つ。 王朝の権威を背景とする軍事貴族としての姿と、公的権威から逸脱しつつ自身の力量で道を切り開く自力救済に基づく姿とが武士を動かす原理であり、王朝権威と自力

    「河内源氏 – 頼朝を生んだ武士本流」元木 泰雄 著
  • おじいさんは山へしばかりに −日本における森林の利用と破壊の歴史− その1 概略 - バッタもん日記

    おじいさんは山へしばかれに行きました。おじいさんはドMでした。 1.はじめに 昔話の「桃太郎」の冒頭は、「おじいさんは山へしばかりに行きました」で始まることが一般的です。では、この「しばかり」とは何を意味するのか。このネタは森林学の書籍を読むと、高い確率で出てきます。 現代の日に生きる我々の感覚としては、「芝刈り」が容易に想像できると思います。しかし、正解は「柴刈り」です。「芝」と「柴」はどう違うのか、おじいさんはいかなる目的で「柴刈り」に行ったのか。今回の記事では、森林の利用と破壊を中心として、日における環境問題の歴史を考えてみたいと思います。 とても1の記事でまとめられる分量ではないので、数回に分割して掲載します。この記事では、導入と内容の整理を兼ねて、概略を示します。科学論文の冒頭に「abstract」が掲載されているようなものとお考え下さい。 なお、後の記事でも繰り返し強調し

    おじいさんは山へしばかりに −日本における森林の利用と破壊の歴史− その1 概略 - バッタもん日記
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