タグ

中世に関するkazuki2000sのブックマーク (5)

  • 【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房

    荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 作者:伊藤俊一 中央公論新社 Amazon 学問とは来面白いもの、ということがこのを読むとよくわかる。書『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』は、荘園という一見地味で硬いテーマを扱っているが、その中身はといえば古代から中世末期にいたるまでのダイナミックな社会変動、土地制度にまつわる有名無名の人々の営みである。なにしろこの時代、人口の大部分は農民であり、荘園は農民の生活と労働の場であるから、荘園を知ることは中世社会そのものを知ることにもなる。荘園という覗き窓からみえてくる中世社会は、こちらの想像以上に活力と刺激に満ちている。これが面白くないはずがない。 荘園の実態は時代によって異なるが、第二章を読むと、摂関期における荘園は、江戸時代の農村とは異世界といえるほど違っていたことがわかる。天災が頻発し、古代社会の秩序が破壊されるなか、台頭

    【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房
  • 中世ヨーロッパのあだ名文化 - researchmap

    獅子公だの熊公だのとブログに書いていたら、 中世ヨーロッパ史専門の先輩から 中世ヨーロッパのあだ名文化についての論文を紹介されました。 岡地稔「ピピンはいつから短躯王と呼ばれたか: ヨーロッパ中世における「渾名文化」の始まり ―プリュム修道院所領明細帳カエサリウス写・挿画の構想年代について―」 『アカデミア』人文・社会科学編 南山大学 2007年1月 この論文はプリュム修道院所領明細帳のある写の挿画が いつ頃描かれたか(あるいは現存写が複製画を載せているなら原画が作成された年代) を論じるための前提の前提として、 Ⅱ節 ヨーロッパ中世における「渾名文化」の始まり を論じているのですが、 当該節の内容を短くまとめてしまうと、 もともと個人名のみで姓ないし家族名のなかったゲルマン社会の流れの中、 カロリング期に貴族たちは一族で限られた個人名を使用することで、 カールやルートヴィヒと聞けば

  • 中世フランスの農業の変遷 【中世パン図鑑別冊】

    tenpurasoba @tenpurasoba4 中世パン図鑑 中世の農業の変遷 パン中心の生活に至るまで農業に幾つもの革新があった。牧畜中心だったガリアの地に麦作をもたらし鉄器農具、有輪鋤、労働家畜の飼育に馬具、三圃制、水車、農民身分への変化など。明日より一つづつ紹介する。 pic.twitter.com/IqgeG4C4SU 2014-12-03 00:10:53 構成 中世前夜 ローマ帝国時代における現在の東西ヨーロッパがどのような状況だったか、どのような農業を行っていたかについて解説する。 黎明の中世 民族大移動を通して中世初期のフランスの農業や麦作りに関する状況がどのようなものであったか解説する。 パンの時代 中世初期の混沌とした状況からどのような技術革新が起き、生産量及び人口が増える状況を作ってきたかについて解説する。 また「パンの時代」における麦の生産者である農民達の生活

    中世フランスの農業の変遷 【中世パン図鑑別冊】
  • 『ヨーロッパは中世に誕生したのか?』by 出口 治明 - HONZ

    人間は、「パウロの回心」のように、何か画期的な出来事があって初めて次のステージへ進めるという思考に囚われ易い。「起業を目指したそもそものきっかけは何か」などの質問や「ヨーロッパでは、西ローマ帝国が滅びて暗黒の中世が始まり、輝かしいルネッサンスが起こって近代が始まる」といった思考がその典型だろう。 アナール派の重鎮である著者は、歴史を、不連続(断絶、画期)ではなく緩やかな連続線で捉えようと試みる。即ち、現代のヨーロッパの社会や心性の萌芽が、4世紀から15世紀に至る長い中世の多様性の中に見出せるという。ヨーロッパの下絵は中世に書かれたのだと。 先ず、先史時代から。「ヨーロッパ人は勇敢だが、好戦的で、喧嘩っぱやいのに対して、アジア人は思慮深く、教養はあっても平和を好み、無気力でさえある」(ヒポクラテス)。4世紀から8世紀は民族の大移動に翻弄されたヨーロッパがキリスト教化される時代。次いでヨーロッ

    『ヨーロッパは中世に誕生したのか?』by 出口 治明 - HONZ
  • 中世ヨーロッパのハンセン病・再考 - akihitosuzuki's diary

    Timothy S. Miller and John W. Nesbitt, Walking Corpses: Leprosy in Byzantium and the Medieval West (Ithaca: Cornell University Press, 2014). 中世ヨーロッパのハンセン病の歴史は、医学史の定番メニューの一つ。今年はハンセン病を2回講義して、「聖アントニウスの火」を講義にできそうならそれで一回講義して、それから14世紀のぺスト(黒死病)を3回講義しようと思っている。ハンセン病の歴史については、今から30年ほど前の歴史学の世界で、中世社会に対して非常に批判的な史観が登場して、私もそれを熱心に学んだ。中世社会はハンセン病に対して苛烈な取り扱いをしたこと、患者とされるとさまざまな権利を奪われて共同体での居住を禁じられ街や村の外に追放されて患者たちだけで暮らすこと

    中世ヨーロッパのハンセン病・再考 - akihitosuzuki's diary
  • 1