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ブックマーク / e-words.jp (86)

  • メモリプールとは - IT用語辞典

    概要 メモリプール(memory pool)とは、コンピュータプログラムの実行時に素早く動的に必要なメモリ領域を確保するために、プログラムの起動時などにメインメモリの空き領域からある程度大きな領域を一括して確保したもの。 リアルタイムOSなどで用いられるメモリ管理方式の一つで、頻繁にメモリの確保が必要な場合に、逐一オペレーティングシステム(OS)に割り当てを依頼するよりも高速に処理することができる。メモリプール単位で確保や解放を行なうことで、個々の領域の解放し忘れなどに起因するメモリリークなどの問題を低減することができる。 メモリプール内部の割り当てや管理の方式には固定長方式と可変長方式がある。固定長方式はメモリプール内をあらかじめ決まった大きさのブロックに分割し、必要な数だけ割り当てる。割り当てや解放にかかる処理時間が短く一定で、空き領域の断片化(フラグメンテーション)が起きないが、ブロ

    メモリプールとは - IT用語辞典
  • タイムスライスとは - IT用語辞典

    概要 タイムスライス(time slice)とは、一台のコンピュータを同時に複数の主体で利用できるよう、処理時間を非常に短い時間で均等に分割したもの。 マイクロプロセッサ(CPU/MPU)の使用時間をミリ秒やマイクロ秒単位といった極めて短い時間に分割し、実行中のプログラムに順番に割り当てる。 各プログラムはCPUを占有することはできず性能は低下するものの、先に実行されたプログラムの終了を待つことなく、並行して同時に実行することができる。これは複数人が同時にコンピュータを使いたいときに特に便利である。 古くはメインフレーム(大型汎用機)のタイムシェアリングシステム(TSS:Time Sharing System)などで用いられてきた手法で、現代では多くのオペレーティングシステム(OS)がマルチタスク(multitasking)機能として標準で対応している。 ちなみに、通信において伝送路を複数

    タイムスライスとは - IT用語辞典
  • ゲートキーパーとは - IT用語辞典

    概要 ゲートキーパー(gatekeeper)とは、門番、交通監視員などの意味を持つ英単語。分野によって具体的な意味は異なるが、外部との接点や、内外の出入りを司る役割や役職、機器、システムなどを比喩的に表す用法が多い。

    ゲートキーパーとは - IT用語辞典
  • ロールフォワードとは - IT用語辞典

    概要 ロールフォワード(roll forward)とは、データベースシステムなどに障害が発生したときの回復手法の一つで、ある時点(チェックポイント)で複製したバックアップデータを書き戻し、その後の更新データ(ジャーナル)を反映していって障害発生直前の状態に戻すこと。主に装置の破損など物理的な障害の際に用いられる。 障害発生時点ですでに完了(コミット)済みのトランザクションに対して用いられる復帰手法で、直前のチェックポイントで作成された全データのバックアップを、(交換後の新しい)記憶装置に書き込み、チェックポイント後に実行された処理を記録したジャーナルファイルの内容を順番に反映させていき、トランザクションが完了した状態を再現する。 一方、障害発生時に処理途上でコミット前だったトランザクションに対しては、チェックポイント以前の変更を遡って取り消していき、トランザクション開始前の状態に戻す。この

    ロールフォワードとは - IT用語辞典
  • 関係演算とは - IT用語辞典

    概要 関係演算(relational operation)とは、リレーショナルデータベース(関係データベース)における集合の操作を体系化したもの。典型的には射影、選択、結合、商が含まれ、他に集合演算の和、差、積(交差)、直積を含めることがある。 「射影」(projection)は、関係(表)から特定の属性(列)を抽出する操作を表す。「選択」(selection)は、関係(表)から特定の条件を満たす組(行)の集合を抽出する操作を表し、「制限」(restriction)と呼ばれることもある。 「結合」(join)は、複数の関係(表)を特定の属性(列)に関連付けて結びつけ、一つの関係(表)を生成する操作を表す。「商」(division)は数の割り算に似た操作で、割られる側の関係(表)の中から割る側の値の組み合わせを含む組(行)を抽出し、重複する組(行)と割る側に含まれる属性を取り除いたものを求め

    関係演算とは - IT用語辞典
  • インターバルタイマーとは - IT用語辞典

    概要 インターバルタイマー(interval timer)とは、一定の時間が経過するごとにそのことを知らせる機器や仕組みのこと。 コンピュータのインターバルタイマーという場合は、一定の周期で特定の処理を行うために、指定された時間が経過する度にCPUに割り込み信号を発生させる仕組みを指すことが多い。 起動時間や処理時間などの計測を行なったり、定期的に決まった処理を実行したり、複数のプログラムを並行に実行するために極めて短い時間ごとに実行するプログラムを切り替えるのに利用される。 一般には、一定の時間間隔で連続して撮影を行うカメラの機能や、設定した周期ごとにアラームを鳴らすストップウォッチ(や、そのような専用の時計)のことを指すことが多い。

    インターバルタイマーとは - IT用語辞典
  • シングルユーザーモードとは - IT用語辞典

    概要 シングルユーザーモード(single user mode)とは、UNIX系OSの動作モードの一つで、管理者ユーザー(スーパーユーザー、rootユーザー)のみがログインして操作できるモードのこと。ネットワークを通じて遠隔から操作することはできず、コンピュータの入出力機器(コンソール)を直接操作しなければならない。 UNIX系OSは当初から、単一のシステムを複数の利用者が共有して同時に使用するマルチユーザーを意図した設計となっており、通常の起動モードではネットワークを通じて複数のユーザーがログインしてシステムを操作することができる。 シングルユーザーモードはメンテナンスや管理上重要な操作などを行う際に利用される特殊なモードで、起動時にブートローダに特殊な指定するなどの方法で利用することができる。起動後は万能の管理権限を持つrootユーザーとして操作することができ、通常モードで再起動するま

    シングルユーザーモードとは - IT用語辞典
  • オートマトンとは - IT用語辞典

    概要 オートマトン(automaton)とは、計算機の構造や動作を抽象化した数理モデルの一つで、内部に固有の状態と、状態を変化させる規則の集合を持ち、外部からの入力に応じてある状態から別の状態へ遷移するもの。複数形は “automata” (オートマタ)。 オートマトンは一定の規則に従って複数の内部「状態」(state)の間を「遷移」(transition)する仮想的な機械で、現在の状態と入力の組み合わせを規則の中から探し出し、指定された次の状態へ遷移する。規則に該当する組み合わせがなければ同じ状態を維持する。規則は状態遷移表や状態遷移図として書き表すことができる。 有限個の種類からなる状態と入力を扱うものを「有限オートマトン」(finite automaton)という。最も単純なモデルであるためよく考察の対象となり、論理回路の設計やプロトコル(通信規約)の検証、言語の構文解析など実用上の

    オートマトンとは - IT用語辞典
  • 垂直パリティとは - IT用語辞典

    概要 垂直パリティ(vertical parity)とは、誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、データを構成するビット列を一定の単位(ブロック)毎に区切り、ブロック毎にパリティビットを算出・付与する方式。 ブロックを構成するビット列からパリティビットを算出し、ブロックの末尾に連結する。7ビットで1ブロックならば、データ7ビット+パリティ1ビットを単位とした繰り返しとなる。最も単純な方式で、注釈なく単にパリティチェックといった場合は垂直パリティのことを意味することが多い。 ブロック内のビットを縦に、ブロックを横に並べて表を描いた時に縦方向のビット列にパリティを付与するためこのように呼ばれる。一方、連続する数ブロックごとに、各ブロックの同じ位置にあるビット群をグループ化してパリティを算出・付与する方式を「水平パリティ」(horizontal parity)という。 垂直パリティと垂直パリ

    垂直パリティとは - IT用語辞典
  • 偶数パリティとは - IT用語辞典

    概要 偶数パリティ(even parity)とは、誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、ビット列中に含まれる「1」の個数が奇数個ならパリティビットを「1」に、偶数個なら「0」にする方式。 パリティを含めたデータ全体で常に「1」の数が偶数になるようにパリティビットを決定することからこのように呼ばれる。例えば、もとのビット列が「0000」(「1」が0個)や「1010」(2個)、「1111」(4個)など場合にパリティビットが「0」に、「0001」(1個)や「1110」(3個)などの場合に「1」にセットされる。 一方、これとは逆に、ビット列の「1」の個数が偶数個ならパリティビットを「1」に、奇数個なら「0」に設定する方式を「奇数パリティ」(odd parity)という。一般的には奇数パリティより偶数パリティの方がよく利用される。

    偶数パリティとは - IT用語辞典
  • メモリインターリーブとは 【memory interleaving】 - 意味・解説 : IT用語辞典

    概要 メモリインターリーブ(memory interleaving)とは、コンピュータのメインメモリ(RAM)へのアクセスを高速化する手法の一つで、複数のメモリ装置(メモリバンク/メモリモジュール)をまたぐようにメモリアドレスを割り当て、読み書き動作を同時並行に行う方式。 CPUがメモリへアクセス要求を行ってから実際にデータが送られてくる(あるいは書き込みが完了する)までにはレイテンシ(latency:遅延)と呼ばれる時間差が生じる。CPU内部の処理に比べメモリの読み書きは非常に時間がかかるため、コンピュータの処理速度はこの「待ち時間」に常に足を引っ張られている。レイテンシを短縮する試みは常に行われているが、CPU内の記憶素子との差は埋めがたく、また、低レイテンシのメモリは高価である。 一方、メモリへのアクセス要求は短期的には局所性が極めて強く、連続した領域に順番に読み書きを行うことが多い

    メモリインターリーブとは 【memory interleaving】 - 意味・解説 : IT用語辞典
  • ノンプリエンプティブマルチタスクとは - IT用語辞典

    擬似マルチタスク / pseudo multitasking / 協調的マルチタスク / cooperative multitasking 概要 ノンプリエンプティブマルチタスク(non-preemptive multitasking)とは、一つの処理装置(CPU)で並行して複数の処理を進めるマルチタスクで、OSがCPUを管理しない方式。 実行中のプログラムが短時間ごとに自発的にOSに制御を返し、CPUの実行状態を並行して稼働している他のプログラムへ切り替える方式である。CPUの実行状態をOSが管理しないため、OSの構造はシンプルで済み、タスク切替時の処理の負荷も小さい。 しかし、OSへ制御を渡す頻度やタイミングは各プログラム任せとなるため、なかなかCPUを明け渡さない「行儀の悪い」プログラムがいると、OSや他のプログラムの処理が滞ってしまう。また、プログラムに不具合が発生し、特定の箇所で

    ノンプリエンプティブマルチタスクとは - IT用語辞典
  • ハミング符号とは - IT用語辞典

    概要 ハミング符号(Hamming code)とは、データの伝送時に付加し、誤りを検知・訂正できる誤り訂正符号の一つ。ビット列中の1の数の奇偶を利用するパリティチェックを拡張したもの。 データを送受信する際に、来のデータに一定の手順で計算したチェック用のデータを付加して送信することにより、受信側で受け取ったデータに誤りがないかどうかを検証することができる。 パリティチェックでは元のビット列中の1の数が偶数なら0、奇数なら1(あるいはその逆)となる1ビットのパリティビットを付加するが、ハミング符号では元のビット列の中からいくつかの異なる複数ビットの組み合わせを考え、それぞれについてパリティを算出して付加していく。受信側では複数あるパリティから元のビット列のどこに誤りが生じたかを知ることができる。 ハミング符号は元のデータを一定の長さごとに区切って算出する。ブロックの長さと追加する符号の長さ

    ハミング符号とは - IT用語辞典
  • USB 2.0とは - IT用語辞典

    概要 USB 2.0(Universal Serial Bus 2.0)とは、コンピュータと周辺機器などをケーブルで繋ぐ接続仕様の一つであるUSB規格の第2版。2000年に策定された。 USB 1.1の40倍にも上る最高480Mbps(メガビット毎秒)の「High Speed」モード(ロゴ等では「Hi-Speed USB」と表記)が追加され、ハードディスクなど大量のデータを送受信する機器の利便性が向上した。 USB 1.0/1.1と上位互換になっており、USB 2.0機器に旧来のUSB機器を接続してもそのまま利用できるが、High SpeedモードなどはUSB 2.0 2.0対応機器間でしか利用できない。USB 1.1ではOHCIとUHCIに分かれていたUSBコントローラの仕様もEHCI(Enhanced Host Controller Interface)に統一された。 デジタルカメラな

    USB 2.0とは - IT用語辞典
  • シノニムとは - IT用語辞典

    概要 シノニム(synonym)とは、同義語、類義語、言い換え、などの意味を持つ英単語ITの分野では、一つの実体に複数の識別名などが割り当てられる機能や、そのように設定された別名などを指すことが多い。 データベースのシノニムデータベース管理システム(DBMS)などで、テーブルやビューなどに来の識別名とは異なる任意の文字列を別名として与える機能が提供されている場合がある。複数の利用者でシステムを操作する場合に、ログインしているユーザーの違いやオブジェクトの所有者の違いによらず同じ表記で対象を指定できるようになる。 データ型のシノニムプログラミング言語では、データ型に既存の名称とは別の名前を与えることができ、これを型シノニム(type synonym)などという。DBMSでも標準規格との互換性などのために型シノニムが定義されている場合がある。 検索システムのシノニム自然言語を対象とした検索

    シノニムとは - IT用語辞典
  • ハッシュ法とは - IT用語辞典

    概要 ハッシュ法(hashing method)とは、データ探索アルゴリズムの一つで、対象となるデータから一定の手順で算出したハッシュ値を用いてデータ体の代わりに比較に用いる方式。対象とするデータが長い場合に処理を高速化することができる。 ハッシュ値はハッシュ関数(hash function)によって算出される固定長のデータで、任意の長さのデータから算出することができ、同じデータからは必ず同じハッシュ値が得られる。ハッシュ法ではまず各データのハッシュ値を算出し、探索対象のデータもハッシュ値に変換して、ハッシュ値同士で比較を行い探索する。 長い文字列データなど、毎回データ全体を比較すると比較処理自体に長い時間がかかるような場合に、短いハッシュ値で代用することにより比較処理を高速化することができる。また、広い値域を持つデータを短い配列などに格納して、高速に書き込みや読み出しを行うことができる

    ハッシュ法とは - IT用語辞典
  • 共有ロックとは - IT用語辞典

    概要 共有ロック(shared lock)とは、データベースシステムなどで記憶領域への同時アクセスを制限するロック機構の一つで、他の実行主体による参照は許可するが変更や排他ロックは制限するもの。 並行して複数のプログラムが実行されている環境で、同じ記憶領域の内容を同時に読み書きすると内容が破損したり処理に矛盾が生じるため、先にアクセスした主体が処理の終了まで一時的に他の主体によるアクセスを制限・禁止する仕組みをロックという。 ロックの方式のうち、他の主体による書き換えや削除は禁じるが、読み込みは許可するものを共有ロックという。ロックを行った主体自身も書き込みを行うことはできず、対象を安全に参照したいときに行われる。複数の主体が同時に共有ロックをかけて同時に参照することもできる。 一方、他の主体による書き込みだけでなく参照も禁じ、対象へのアクセスを一時的に完全に独占するロック方式は「排他ロッ

    共有ロックとは - IT用語辞典
  • DTEとは - IT用語辞典

  • デジタル一眼レフカメラとは 【DSLR】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

    概要 デジタル一眼レフカメラ(DSLR)とは、撮影レンズから入ってきた光をそのままファインダーで確認し、撮影することができるデジタルカメラ。従来の一眼レフカメラの記録部分を撮像素子やメモリなど電子回路の組み合わせで置き換えたもの。 撮影用のレンズとファインダーが分かれている、いわゆるコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)に比べ、機構が複雑で高価だが、ファインダーで見たままを撮影することができ、画質や性能も高いため、プロやハイアマチュア向けの中高級機として普及している。 ほとんどの機種はレンズ交換式になっており、別売りのレンズを購入して付け替えることでズーム倍率や画角などを希望の状態に調整することができる。かつてのフィルム式の一眼レフカメラ用のレンズを流用できる製品もある。 ミラーレス一眼カメラ (MILC:Mirrorless Interchangeable-Lens Camera)デジタル

    デジタル一眼レフカメラとは 【DSLR】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
  • コンバージョンレートとは - IT用語辞典

    概要 コンバージョンレート(conversion rate)とは、企業と何らかの接触を持った見込み顧客のうち、実際に顧客やサービス会員に転換(conversion)した人の割合。例えば、オンラインストアの来訪者のうち商品を購入した人の割合をこのように呼ぶ。 通常はECサイトやネットサービスなどのWebサイトについて用いられる指標で、サイトへの訪問者のうち、成約や会員登録、資料請求など、サイト側にとって「成果」となる行動を起こした人の割合を意味する。 コンバージョンレートが0%ならば来訪者が誰も商品を購入しない状態を状態を表し、100%ならばすべての来訪者が商品を購入したことを表す。この値が高いほど、見込み顧客を少ないコストで効率よく顧客に転換できていることになる。 サイト訪問者数に対する割合だけでなく、流入経路ごとに算出する場合もある。例えば、外部の様々なサイトに様々なパターンの広告を出稿

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