前に友人と話していたときに将来についての話をした。友人も僕も今年35歳になるので、噂の「プログラマ35歳定年説」の時期を迎えようとしているからかもしれない。僕はその時、友人にこんな話をした。「辞めたいとか辞めると言ってしまったなら辞めなければならない」という話だ。 「チェーホフの銃」と「千と千尋の神隠し」 どこで知ったのかは忘れてしまったが、チェーホフの銃という文学の技法がある。それはとてもシンプルな技で、以下のようなものだ。 もし、物語に拳銃が登場するならば、その拳銃は発泡されるべきだ 。 また、樺沢紫苑さんという方が書いている「映画『千と千尋の神隠し』における言霊文化とアニミズム」というノートにはこんな言葉が書かれている。 この世界では、「名前」や「言葉」が特別な「力(パワー)」を持っている。 僕がこの2つのことから考えたのは、目には見えないものが力を持っているのではないかという仮説だ