『SS』(エスエス)は東本昌平の漫画作品、またはそれを原作とする実写映画である。「SS」は「スペシャルステージ」[1]の略である。 小学館の漫画雑誌『ビッグコミックスペリオール』に2000年から2003年まで連載され単行本は全9巻が発行されている。 概要[編集] 大佛(以下ダイブツ)と栗原の間に生じていた距離等が解けていく過程で周囲の大人(中年以上)の忘れていた感情を呼び覚ます様子も描かれている。2人の中年男性を中心に自動車を介した夢の実現と現実の問題を描いた作品で、東本作品では唯一、四輪を題材としており、二輪は自転車やミニバイクしか出てこない。また、東本作品で最も早く実写化されている。なお、実写映画版ではあらすじがやや異なる。 自動車の描写や登場人物の回顧録が細部に渡っており、世界ラリー選手権 (WRC) の歴史や解説が描かれている話もあり、第6巻以降では専門用語と説明が多用されている。