藤井裕久財務相 藤井裕久財務相(77)は5日の閣議出席後、鳩山由紀夫首相と約15分間協議し、自身の進退について判断を仰いだ。藤井氏は体調を崩して検査入院中で、通常国会を乗り切れない場合には、辞任もやむを得ないとの考えを伝えたと見られる。通常国会直前に財務相の辞任に至れば、鳩山首相の政権運営は打撃を受けることになる。 藤井氏は、同日昼過ぎにも、首相とこの日2度目の協議に臨んだ。 藤井氏は同日の閣議出席後の記者会見で、「(医師に)結論を出してもらう時期に来ていると思うと申し上げた」と述べた。藤井氏によると、首相は黙って聞いていたという。自身の病院での検査について「まもなく医師の判断が出る。判断を尊重する」とも述べた。進退については、「仮定の問題には答えられない」と述べるにとどめた。 通常国会では、衆参の予算委員会などで長時間の審議に出席し、2009年度第2次補正予算案や10年度予算案な