まだ正式に決まったわけではないのだが、神戸の次世代スパコンプロジェクトが中断(実質は中止)される可能性が高くなってきた。情報の多くが非公開でトラブル続きの次世代スパコンプロジェクトが見直し対象となるのは理解できるものの、代替となる科学技術政策の新提案や新展開なく単に中断するというのは自爆行為に等しく責任放棄としか見えない。 それはそれとして思うことが幾つかあって、 1: 現行の 50TFlops 程度のスパコンでも管理、運用に苦労しているのに、その 200 倍もの規模の 10PFlops 巨大スパコンの安定した稼働や運用が本当に出来るのだろうか? 汎用の Intel や AMD 系の CPU ではなく、新しい CPU 上でバグが無く、性能を引き出すことが出来る OS や コンパイラ、それに各種ライブラリの提供が出来るのだろうか? 2: 一方でユーザは巨大スパコンの性能を引き出すことができる
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